広島、延長10回捕逸で決勝点挙げ熱戦制す 巨人は初「ブルペンデー」も継投実らず

巨人・原監督【写真:Getty Images】
巨人・原監督【写真:Getty Images】

松山3打点&鈴木が2打点、巨人は澤村が3回パーフェクトの快投&9回に追いつくも…

■広島 6-5 巨人(14日・東京ドーム)

 広島は14日、敵地・巨人戦に6-5で勝利。首位巨人に5ゲーム差とした。9回に守護神フランスアが1点差を追いつかれたが、延長10回に捕逸で決勝点を奪い、熱戦を制した。巨人は初の「ブルペンデー」採用も継投策が実らず、3連勝はならなかった。

 広島は3回まで巨人先発・澤村の前に1人の走者も出せず、6三振を喫する苦しいスタート。だが、2番手・高木がマウンドに上がった4回、鈴木の27号ソロで先制に成功した。

 しかし、ジョンソンはその裏に丸に特大の27号2ランを被弾。6回には石原の悪送球の間に1点を奪われ、2点差とされた。

 ところが、6回に打線が3番手マシソンから2死一、二塁のチャンスを掴む。ここで巨人は大竹をマウンドに送るも、鈴木が右翼への適時二塁打を放ち1点差に。巨人がさらに田口にスイッチするも、松山が左翼への適時二塁打を放ち、試合をひっくり返した。

 7回、巨人は広島3番手の中村恭から岡本が同点打。さらに、ゲレーロの中飛で三塁走者の丸がスタートするも、本塁でアウトとなり勝ち越しはならず。すると、広島は8回に1死一、三塁の好機で松山が勝ち越しの適時二塁打。8回は菊池保が無失点に抑えた。

 ところが、9回にフランスアが丸に同点打を浴びて試合は振り出しに。だが、なおも1死満塁のピンチでゲレーロ、大城を打ち取ってサヨナラは許さず、試合は延長戦に。直後の10回、1死三塁の場面で巨人鍵谷の投球を大城がパスボール。その裏を今村が抑えて白星をつかんだ。松山は2度の勝ち越し打を放ち3打点、鈴木も2打点を挙げた。

「ブルペンデー」を初めて採用した巨人は先発・澤村が3回パーフェクト、6奪三振の圧倒的な投球を見せるも、2番手以降の投手が失点を重ねた。土壇場の9回に同点に追いつくも、最後はミスから決勝点を献上し、連勝は「2」で止まった。

(Full-Count編集部)

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