鷹千賀に中日大野雄 同じ月に2度以上のノーヒットノーランは7例目

ソフトバンク・千賀滉大(左)と中日・大野雄大【写真:藤浦一都、荒川祐史】
ソフトバンク・千賀滉大(左)と中日・大野雄大【写真:藤浦一都、荒川祐史】

同じ月に3度達成は1943年5月だけ

 中日の大野雄大投手が14日の阪神戦(ナゴヤドーム)でノーヒットノーランを達成した。6日にはソフトバンクの千賀滉大投手がロッテ戦(ヤフオクドーム)で記録しており、今月2度目のノーヒットノーラン。史上81人目(通算92度目)、セ・リーグでは42度目の快挙だ。

 同じ月に2人以上がノーヒットノーランを記録したのは、これが7例目になる。最多は、1943年5月の3人。2日に阪急の天保義夫(南海戦)、22日に巨人の藤本英雄(名古屋戦)、26日に南海の別所昭(大和戦)が達成した。

 大野雄は京都外大西高時代に甲子園に出場。佛教大から2010年秋のドラフト1位で中日に入団した。183センチの左腕。2013年から3年連続2けた勝利を挙げるなど、先発投手として活躍してきたが、昨年は0勝3敗と低迷。投手出身の与田剛新監督の下で、再起を期していた。今季は4月30日の巨人戦で「平成最後の勝利投手」、5月7日の広島戦で「令和最初の完封勝利投手」になるなど、運気が好転している印象があった。

 ノーヒットノーランは、球団別にみると、巨人の16度が最多。中日は今回の大野雄を加えて12度で2位につけている。

〇中日のノーヒットノーラン達成者 年代順

西沢道夫(1942.7.18)阪急戦 2-0 ※名古屋軍
石丸進一(1943.10.12)大和戦 5-0 ※名古屋軍
杉下茂(1955.5.10)国鉄戦 1-0
大矢根博臣(1957.10.12)阪神戦 3-0
中山義朗(1964.8.18)巨人戦 3-0
近藤真一(1987.8.9)巨人戦 6-0
野口茂樹(1996.8.11)巨人戦 5-0
バンチ(2000.4.7)横浜戦 8-0
川上憲伸(2002.8.1)巨人戦 6-0
山本昌(2006.9.16)阪神戦 3-0
山井大介(2013.6.28)DeNA戦 9-0
大野雄大(2019.9.14)阪神戦 3-0

 ナゴヤドームでの記録は2006年の山本昌に続いて2人目。平成以降でノーヒットノーランは25度記録されているが、このうち中日は1996(平成8)年の野口茂樹を皮切りに、6度記録して最多。2位はヤクルト、巨人、阪神の3度。中日ではまだ完全試合を達成した投手はいない。今回の大野雄も失策と四球の走者を出している。

 大野雄は8月6日から6登板連続でQS(先発で6回以上投げて自責点3)をマーク。防御率は7月30日時点では3.06だったが、14日の登板後には2.59に。防御率1位の今永昇太(DeNA)の2.39に迫っている。4年ぶりの2けた勝利にも王手をかけている。残り試合は少ないが今後の登板にも注目だ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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