イチロー氏から英語スピーチで「泣くなよ」 菊池雄星は苦笑「油断してました」

「いつの日かシアトルの皆さんに僕も受け入れてもらえるように」

 もちろん、この日のセレモニーではイチロー氏の偉大さをあらためて実感した。

「一緒にプレーさせてもらって幸せな時間だったなと振り返る部分もありましたし、僕らがこうやってプレーできているのもイチローさんをはじめたくさんの先輩方が道を切り拓いてくださったからだなというふうに思いましたし、いつの日かシアトルの皆さんに僕も受け入れてもらえるような、そういう成績を残したいなとは思いました」

「もちろん1年間プレーして、ここで結果を出す、そしてそれを何年も続ける難しさというのはこっちに来ないと本当の意味で分からないことでしたし、イチローさんの取り組みだったりとか考え方を、毎日話を聞かせていただく中で本当に凄さというのを毎日勉強させてもらっているところです」

 1年目の今季は30試合登板で6勝10敗、防御率5.46と思うような結果を残せていない菊池だが、確実に大きな財産となっている。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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