佐々木朗希のマメは「関係ない」日ハム辣腕スカウトが語る衝撃「30年で1番の素材」
花巻東・大谷、星稜・奥川を上回る期待感「大谷の高校時代より全然いい。奥川に比べて長いスタンスで見たら」
これまでダルビッシュ、中田翔ら高校球界の逸材を指名に関わってきた。佐々木の視察は5、6度。190センチの長身から最速163キロの剛速球、そして岩手出身。投手・大谷と比較する声もあるが、高校時点では大谷以上と断言する。
「大谷の高校時代より全然いいよ。球も大谷より速いし、スライダーが凄くいい。それにコントロールもいい。まとまって投げることが出来る」
「(高校時代の)大谷は“暴れ馬”だったから。(大谷は)打撃の方はすぐに行けるけど、投手としては(1軍で活躍するまで)2、3年かかるだろうと思っていた。高校時代の大谷と比べたら、(佐々木は)すぐに1年目から出てきそう」
今夏の甲子園で準優勝へ導いた星稜・奥川恭伸も注目を集める逸材。それでも、同氏は佐々木に惚れ込んでいる。
「現時点では(佐々木より)奥川の方がいいかもしれない。1軍の即戦力になるんだったら(奥川の方が)早いよね。ただ、長いスタンスで見たら……。奥川もかなりやるだろうけどね」
体の強さなどは未知数の部分もあるが、すでに思い描いている育成法もあるようだ。
「(佐々木は)大きな大会に出てなかったりとか、鍛え方はどうなのかなと思うけど、逆に言えば、1年ぐらい“放牧”してやっていけば……。物が違うんだから出てくると思う」
山田スカウト顧問の佐々木へ寄せる高い評価は変わらない。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)