阪神メッセ引退で現役“助っ人”の在籍年数ランキングは? 来季で10年目は2人だけ

今季限りで現役を引退すると発表した阪神のランディ・メッセンジャー【写真:荒川祐史】
今季限りで現役を引退すると発表した阪神のランディ・メッセンジャー【写真:荒川祐史】

NPB通算98勝、来日10年目、FA権を持つメッセンジャーが今季での引退を発表

 阪神のランディ・メッセンジャー投手は来日10年の今季に現役を引退することになった。昨年にFA権を取得し外国人枠を外れるなどNPB通算98勝を挙げるなどタイガースの“最強助っ人”として君臨した。ここでは現役外国人選手では在籍年数最長だったメッセンジャーに続く、現役“助っ人”の在籍年数を改めて振り返る。

9年目 ヤクルト ウラディミール・バレンティン

9年目 ソフトバンク デニス・サファテ

8年目 巨人 スコット・マシソン

7年目 オリックス ブランドン・ディクソン

7年目 DeNA ホセ・ロペス

6年目 ソフトバンク アルフレド・デスパイネ

6年目 ロッテ チェン・グァンユウ

 大台の10年目にあと1年に迫っているのがヤクルトのバレンティン、ソフトバンクのサファテだ。2013年にNPB記録となる60本塁打を放つなど、8度のシーズン30発以上をマークするバレンティンはすでにFA権を取得。絶対的守護神だったサファテは昨年4月に股関節の手術を受けた影響もあり現在は米国でリハビリを行っている。

 巨人のマシソンは8年目に突入した今シーズンは感染症の影響で長期離脱を余儀なくされた。だが、6月に復帰を果たすと8月30日の阪神戦では史上5人目、外国人選手初となる通算200ホールドポイントを達成している。

 今季で7年目となったのはオリックスのディクソン、DeNAのロペス。ディクソンは2桁勝利こそ無いが来日初年度から先発ローテを守りここまで通算49勝をマーク。今季途中からは守護神に配置転換され16セーブを記録している。ロペスは巨人、DeNAで通算185本塁打を記録するなど主砲として活躍し守備でも1517連続守備機会無失策の新記録を達成(1632でストップ)している。

 6年目のソフトバンク・デスパイネは2017年に35本塁打、103打点で2冠に輝いた、ロッテのチェンは2011年に育成契約で横浜に入団し14年に支配下登録。その後に戦力外となったがロッテに移籍しここまで先発、中継ぎとして114試合に登板している。

 1、2年、早ければシーズン途中でチームを去る助っ人も多い中、上記の選手たちは日本の文化にも溶け込みチームの主力として活躍している。節目の10年目、そしてFA権を取得する外国人選手は現れるのか、注目していきたい。

(Full-Count編集部)

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