DeNA梶谷が代打満塁弾&同点打の大活躍 自身通算100本塁打に「まさか自分が」

DeNA・梶谷隆幸【写真:荒川祐史】
DeNA・梶谷隆幸【写真:荒川祐史】

一時は7点差も…首位巨人と3差に縮まる劇的勝利

■DeNA 11-8 広島(19日・横浜)

 DeNAの梶谷隆幸外野手が19日、横浜スタジアムでの広島戦で2打数2安打5打点の大活躍。チームは延長11回に、11-8で勝利した。これで首位巨人とは3ゲーム差まで近づき、20日からは直接対決を迎える。

 「試合前から今日は気合が入ってた、すごい良い一日になりました」。意気込んで臨んだ3位広島との直接対決だったが、先発の今永が5回途中7失点で降板。さらに相手先発の床田に封じられ、7点を追う立場となったベンチは「やっぱり暗かった。円陣でコーチが声を出していこう、と。気持ちで勝ったんじゃないかと思う」。

 6回だ。先頭の宮崎から出塁すると、1死一、二塁でソトが41号3ラン。なおもチャンスは続き、満塁で代打・梶谷がコールされた。「自分の好きなところに(ボールが)来たらいこうと思っていた。カーブは頭に入っていなかったけれど、体が反応してくれた」と2ボール1ストライクからの4球目を振りぬき、右翼スタンドへ運んだ。

 さらに8回にも広島が会沢の12号ソロで1点を加えたが、その裏にも打席に立った梶谷は「(相手投手の)フランスアは、打ってはいけない高さなどが頭に入っていた。前回打てなかったので」と初球の直球を右前適時打とし、同点に。この1点から延長に入り、ソトの劇的サヨナラ弾に繋がった。「これ(同点打)に興奮しない人はいないと思う。やっぱり嬉しいです。興奮しました」と感情を隠さなかった。

 6回の5号満塁弾で自身通算100号目となった。「まず100本も打てるなんで思わなかったし、まさか自分が、と。プロ入りの時には思わなかった。それが価値のある一打で、最高に嬉しい気持ちです」と喜びを爆発させていた。

(Full-Count編集部)

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