荻野貴司、鈴木大地、マーティン、種市篤暉ら若手投手…CS出場を狙うロッテの魅力に迫る

途中加入の助っ人マーティンが起爆剤に

 荻野、鈴木に加え、前半戦はレアードが活躍し、長年の課題である長打力を補った。後半戦に入ってレアードがやや調子を落とすと、途中加入のマーティンが打線を盛り上げた。

 メジャー通算58本塁打のマーティンは、来日2戦目となった7月27日の楽天戦で初本塁打を含むマルチ安打をマーク。「ちょっと違いはあると思いますけど、同じ野球なのでそんなにメジャーと日本の違いは感じていないです」と、日本の野球にすぐに溶け込んだ。

 本拠地のZOZOマリンスタジアムで10本のアーチを描くなど、47試合で14本塁打をマーク。外野守備では強肩を武器に5つの補殺を記録するなど、アグレッシブなプレーで球場を沸かせている。7月30日からZOZOマリンで販売されている「いただきマーティン丼」は、マーティンが走者を刺したら割引サービスが実施されるなど、プレーだけでなく、スタジアムグルメでもファンを喜ばせている。

 7月25日までチームは42勝46敗2分けだったが、マーティンが初出場した7月26日以降は25勝21敗2分け。終盤戦まで熱い戦いができているのも、マーティンの加入が大きいのではないだろうか。

種市、岩下ら若手投手が次々に台頭

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