西武森、史上4人目の捕手首位打者なるか フル出場望むオリ吉田正は4打数4安打で逆転も…

西武・森友哉(左)、オリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】
西武・森友哉(左)、オリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】

西武辻監督は26日の楽天戦で森の欠場を明言、オリ吉田正は4打数4安打で逆転首位打者も

 パ・リーグは西武が連覇を達成し各球団の順位も確定した。ポストシーズン前の注目はタイトル争い。すでに楽天・松井裕樹投手が最多セーブを確定させるなど投打のタイトルが決まりつつある。

 そんな中、激しい争いとなっているのが首位打者だ。現時点では西武の森が打率.329でリーグ1位を死守。これを追うのがオリックス吉田正で打率は.325。西武の辻監督はすでに残り1試合となった26日の楽天戦で森の欠場を明言。

 こうなると残り4試合を残すオリックスの吉田正は自力で安打を重ね逆転首位打者を目指すことになる。4厘差を追い越すためには計算上では4試合で16打数8安打以上が必要となるが、仮に26日の日本ハム戦で4打数4安打を放てば通算509打数168安打の打率.330となりトップに躍り出る。

 4打数4安打を放ち残り3試合を欠場すれば“逆転首位打者”となるが吉田正はここまで全試合出場中、シーズン前には目標に「フル出場」を掲げていただけにチームの起用法にも注目が集まる。また、出塁率ではリーグ2位の.417の数字を残し、1位の日本ハム近藤(.422)を5厘差で追いかける状況となっている。

 西武森が首位打者を獲得すれば捕手としては野村克也(南海、1965年)、古田敦也(ヤクルト、1991年)、阿部慎之助(巨人、2012年)に続く4人目の快挙となる。熾烈なタイトル争いから目が離せない。

(Full-Count編集部)

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