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「150キロ出ていた」速球にこだわったアンダースロー 向いているタイプの投手は?

埼玉西武ライオンズの主催試合を中継するテレ玉(テレビ埼玉)は今年で開局40周年を迎える節目の年となった。今年の8月20日から25日の公式戦6連戦ではスペシャル解説者を招き、中継を盛り上げた。その解説陣のトリを務めたのは元西武投手で野球解説者の松沼博久氏。松沼氏はテレ玉開局の1979年に西武に入団し、アンダースローの投手として活躍。このたびインタビューを行い、自身が送った野球人生は速球にこだわったアンダースローであったことを明かした。

開局40周年のテレ玉で西武戦の解説を務める松沼博久氏【写真:編集部】
開局40周年のテレ玉で西武戦の解説を務める松沼博久氏【写真:編集部】

開局40周年テレ玉の埼玉西武戦中継でスペシャル解説 松沼博久氏の投球術

 埼玉西武ライオンズの主催試合を中継するテレ玉(テレビ埼玉)は今年で開局40周年を迎える節目の年となった。今年の8月20日から25日の公式戦6連戦ではスペシャル解説者を招き、中継を盛り上げた。その解説陣のトリを務めたのは元西武投手で野球解説者の松沼博久氏。松沼氏はテレ玉開局の1979年に西武に入団し、アンダースローの投手として活躍。このたびインタビューを行い、自身が送った野球人生は速球にこだわったアンダースローであったことを明かした。

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――アンダースローとの出会いを教えてください。

「野球を始めた頃に『投手をやれ』と言われたんですが、上からが投げづらかったんです。横投げか下投げかの選択になりまして、どうせやるなら下から行こう、と。それがスタートでした。意外とストライクが入りました。その後、もっとストライクの入るやり方を研究しました。私はボールが速くないと満足感が得られなかったので、どうやったら、速い球を投げられるかというのも研究しましたね。最後は結構、三振が獲れるようになりました」

――速球へのこだわりは強く持っていた?

「(アンダースローの投手は)速い球で下から上に浮き上がっていく。そういうイメージでした。そこでいかに三振を取るかを考えていました」

――当時、球速はどれくらい出ていた?

「球速と言われると、スピードガンもない時代だったので…。ただ(東京ガス時代に出場した)都市対抗野球大会で17個の三振を取ったことがあります。140キロのボールならば、17個は取れないでしょうから、実際にはわからないですが、自分の中では150キロは超えていたと思っています」

――速い球を投げるためにどのようなトレーニングを?

「アンダースローは下半身や背筋が強くないといけない。だから、後ろへ(腕を)引っ張っていっても、強い球が投げられる。下半身強化や投げ込みを徹底的にやりました。この2つがうまくバランスとれて、速く、浮き上がる球が投げられるようになりました」

――現役のシルエットは高く腕の上がったフォームだった。

「僕らの時代の大学生や社会人には、アンダースローの投手が多かった。一番、アンダースローでかっこいい部分は、腕が目一杯、上がっているところだと、周りは思っていました。自分もできるだけ(高く)伸ばして、上の方から下に腕をたたんでいくイメージで投げていました。(フォームが)小さくてもいいんですが、それだと、140キロ以上出てこなかった。上から下で大きく腕を振り、うまくたためたら150キロ以上は出せると思ってやっていました」

――今では少なくなっていきていますが、向いているタイプはどのような投手?

「アンダースローやサイドスローは、投げる時に腰の回転が横に動きやすい、横ぶりのピッチャーはまずはオーバースローよりアンダースローが向いている。それは間違いないと思います。横から投げてみると、最初は嫌だといっても、試しに投げさせて見ると、これがまた意外といいという時があります。あまり勧める人はいませんが、やらせると小学生でもいい球を放る子もいます。横から投げて、ストライクがとれて打たれなければ、それはそれでピッチャーとしてやっていいと思います」

――少年野球の指導者も正しい見識を持っていないといけない。

「アンダースローが少なくなっているので見る機会が少なくなっています。選手がサイドから投げたいと言って、かっこよく投げられていたら、(適正は)あると思う。横から投げても、無茶苦茶でストライクも入らない。そういう投手は向かない。横から投げてキレイに見える、スムーズに出ている、そういう投手はやってみる価値があるかもしれない。上から投げていい球が行くうちはあえてやる必要はないと思います」

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