今季限りで引退の巨人阿部が「4番・捕手」で先発 ファウルチップ直撃に苦笑い
かつての恩師・長嶋茂雄氏も観戦
■巨人 – DeNA(27日・東京ドーム)
今季限りでの現役引退を表明した巨人・阿部慎之助捕手が27日、本拠地最終戦となるDeNA戦で引退試合に臨んだ。「4番・捕手」で先発出場。捕手としての1軍公式戦出場は2015年6月6日のソフトバンク戦以来、実に1574日ぶりとなった。スタンドでは阿部の入団1年目の2001年まで指揮を執った長嶋茂雄名誉監督も観戦。19年間の現役生活を終える阿部の雄姿を見守った。
先発したのは、来日8年目で苦楽をともにしてきた助っ人のマシソン。1回の守備ではいきなり試練に見舞われた。無死一塁でソトのファウルチップがマスクを直撃。これまでに何度も打球を受け、首を痛めた経緯があるだけに、阿部は苦笑いだ。さらに1死一塁からは一塁走者・神里に二盗を許した。かつての同僚ラミレス監督が容赦ない攻撃を仕掛けたが後続を断って無失点。ベンチに下がる際にはマシソンと握手を交わした。