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同僚も次々と涙…日ハム田中賢、引退セレモニーのスピーチ全文「最高に幸せな時間」

日本ハムの田中賢介内野手が27日、本拠地オリックス戦で引退試合に臨んだ。現役最後の打席で涙を流しながら右翼フェンス直撃の適時打を放つなど、4打数2安打と活躍。NPB通算1499安打で現役生活を終え、試合後の引退セレモニーでは同僚や家族、球団関係者、ファンに感謝の言葉を伝えた。

日本ハム・田中賢介【写真:荒川祐史】
日本ハム・田中賢介【写真:荒川祐史】

田中賢が引退セレモニーで感動的スピーチ、涙を流して言葉を詰まらせながら感謝の思いを明かす

■オリックス 5-1 日本ハム(27日・札幌ドーム)

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 日本ハムの田中賢介内野手が27日、本拠地オリックス戦で引退試合に臨んだ。現役最後の打席で涙を流しながら右翼フェンス直撃の適時打を放つなど、4打数2安打と活躍。NPB通算1499安打で現役生活を終え、試合後の引退セレモニーでは同僚や家族、球団関係者、ファンに感謝の言葉を伝えた。

 約7分間のスピーチで涙を流し、声を詰まらせながら思いを明かした田中賢。見守った同僚たちも次々と涙を流す感動的なセレモニーとなった。

 以下は田中賢のスピーチ全文。

「私にとってファイターズは家族です。その家族には移転当初、ガラガラだったこの札幌ドームを満員にして、その中で選手にプレーしてもらいたいと寝る間も惜しんで努力し、今日も私の最後をいい形で送り出してあげたいと心からそう思ってくれる、本当に優しい球団職員の方々がいます。また、いつも裏方に徹し、選手を支え続けてくれるチームスタッフもいます。雨の日も、風の日も、雪の日も、どんなときも、いつも応援してくれる全国のファイターズ応援団、そして全国のファイターズファンの皆さん、そのみんなの期待に応えようと共に頑張ってきたここにいる仲間たち、他にも言い切れないほどの感謝したい人たちがたくさんいます。その全ての人たちが僕にとっては家族です。その家族と共に過ごせた20年間は最高に幸せな時間でした。

 また、僕を生み、育ててくれた両親、小学校2年生から野球を始め、31年間、2人はずっと僕の一番のファンでいてくれましたね。僕が壁にぶち当たり、苦しくなった時、父は……父は『賢介、逃げるな。正直に真っ直ぐ生きろ。コツコツ努力すれば必ず乗り越えられる』。そうメッセージをくれました。母はそっと寄り添い、あえて何も言わず何も聞かず、いつも笑顔で見守ってくれました、そんな2人がいたからこそ、ここまでやってこれたと思っています。自分も親となり、改めて2人の偉大さに気づかされる日々です。2人は私たちの目標です。どうか、これからも2人仲良く元気でいてください。

 そして、妻の千芳、結婚してすぐにアメリカに連れて行ってしまい、僕の何倍もつらい日々だったと思います。だけど、そんな姿を微塵も見せず、気丈に振る舞う姿に何度助けられたことか分かりません。今は子供たちの子育てに大変だと思いますが、あなたのおかげで子供たちは大きく、元気に育っています。今日でプロ野球選手としての田中賢介は終わりますが、なんせこんな性格なので、これからも自分の信じる道に向かってどんどん突っ走っていくと思います。どうか、これからもよろしくお願いします。

 そして、息子たち。また北海道、全国の子供たち。家族はどんな時も君たちの味方です。いつも温かく見守っています。だから、失敗を恐れず、どんどんチャレンジしてほしい。私もたくさん失敗してきました。これからもたくさん失敗すると思います。アメリカで上手くいかず帰ってきた僕にファイターズという家族は温かく迎え入れてくれました。あの時の『おかえり』という声援は本当に嬉しかったです。これまでたくさんの声援、そして、たくさんの愛をいただきました。これからは私が恩返しをする番だと思っています。北海道、そしてファイターズの少しでも力になれるように、これからもここ北海道でみんなと一緒に生きていきます。

 最後になりますが、最後の打席の『賢介コール』、いろんな思い出が蘇って涙が止まりませんでした。みんなありがとう。心から感謝しています。20年間、ありがとうございました」

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