燕太田が延長10回サヨナラ安打、阪神はCSへ望みをつなぐ4連勝…28日のセ・リーグは

ヤクルト・太田賢吾【写真:荒川祐史】
ヤクルト・太田賢吾【写真:荒川祐史】

7回までノーノーの巨人山口は「投手3冠」を確実に

 セ・リーグは28日、各地で2試合が行われ、ヤクルト、阪神がそれぞれ勝った。最下位のヤクルトは延長10回、太田がサヨナラ安打を放って全日程を終えた。巨人は山口が7回まで無安打投球の力投も実らなかった。阪神は小刻みな継投で4連勝。残り2試合に連勝すれば、広島を抜いてクライマックスシリーズ(CS)に進出となる。

 ヤクルトは延長10回、2-1で巨人に競り勝った。1点を追う8回、それまで無安打に抑えられていた山口から先頭の廣岡が中前打。続く古賀が2番手・古川から右前打を放って無死一、三塁とし、代打・荒木の遊ゴロで同点に追いついた。10回には先頭の廣岡が左前打で出塁し、2死二塁から太田が右翼線にサヨナラ安打を放った。巨人は山口が7回まで無安打の好投も8回に初安打を許したところで降板。白星は逃したが最多勝利(15勝)、最高勝率(.789)、最多奪三振(188)の「投手3冠」を確実にした。全日程を終えた巨人は10月9日からのCSファイナルステージ(東京ドーム)に臨む。

 阪神は7-0でDeNAに完勝し、4連勝を飾った。4回に中谷の2点打、木浪のスクイズ、梅野の適時打で4点を先制。8回には福留の適時打、糸原の2点二塁打で3点を加えて試合を決めた。投げては西が5回4安打無失点の好投で10勝目(8敗)。6回以降は4投手が1イニングずつ無失点に抑えてCS進出に望みをつないだ。DeNAは山口と最多奪三振を争う今永が8回途中7安打7奪三振7失点で7敗目(13勝)。2位で全日程を終えたDeNAは10月5日からのCSファーストステージ(横浜)に臨む。

○は順位確定
○1 巨人 143試合77勝64敗2分 優勝
○2 DeNA 143試合71勝69敗3分 5.5
→3 広島 143試合70勝70敗3分 1.0
→4 阪神 141試合67勝68敗6分 0.5
→5 中日 141試合68勝71敗2分 1.0
○6 ヤクルト 143試合59勝82敗2分 10.0

(Full-Count編集部)

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