バーランダー、シーズン300奪三振! 通算3000奪三振との同試合達成は史上2人目

敵地エンゼルス戦に先発登板したアストロズのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】
敵地エンゼルス戦に先発登板したアストロズのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】

通算3000奪三振はMLB史上18人目、振り逃げでの到達も史上初

■エンゼルス – アストロズ(日本時間29日・アナハイム)

 アストロズのジャスティン・バーランダー投手が28日(日本時間29日)、敵地・エンゼルス戦で先発。MLB史上18人目の通算3000奪三振を達成したが、振り逃げでの到達する史上初の珍事が起きた。また、6回12奪三振4安打3失点に抑え、シーズン300奪三振をマーク。同じ試合でシーズン300奪三振と通算3000奪三振に到達したのはランディー・ジョンソン(00年9月10日)以来、史上2人目だ。

 大記録は意外な形で生まれた。2回先頭から4者連続三振などで大台まであと1に迫った4回1死。カルフーンを内角スライダーで空振り三振に仕留めたかに見えたが、捕手・チリーノスが後逸(記録は暴投)。振り逃げで大台に到達した。振り逃げでの達成は史上初めて。スタンディングオーベーションで称えるファンに、剛腕はマウンド上で帽子を取って声援に応えた。

 直後の同1死一塁でシモンズに左中間2ランを浴びたが、奪三振ショーは止まらずに4回1死一塁から5者連続三振。6回1死ではカルフーンから空振り三振を奪い、チームメートのゲリット・コールに次いで今季2人目のシーズン300奪三振を到達した。6回12三振を奪い、無四球4安打3失点。今季21勝目の権利を持って降板した。

 バーランダーは試合前まで今季33試合登板し、20勝6敗、防御率2.53。同僚のコールと今季のサイ・ヤング賞を争っている。

(Full-Count編集部)

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