5年間で8人中7人が戦力外…ヤクルト2014年ドラフト組、残るは風張1人のみに

2014年ドラフト2位入団のヤクルト・風張蓮【写真:荒川祐史】
2014年ドラフト2位入団のヤクルト・風張蓮【写真:荒川祐史】

ヤクルトの2014年ドラフト、現役で残るは風張のみに

 ヤクルトは1日、5選手に来季の選手契約を締結しない旨を伝えたことを発表した。その1人、山川晃司捕手は2014年にドラフト3位で入団したが、1軍出場はなく、今年9月にはイースタン公式戦で投手デビューも果たしていた。同期入団の選手は育成を含めて8人いたが、これで風張蓮投手のみとなってしまった。

 以下はヤクルトが指名した2014年ドラフト入団選手

1位 竹下真吾 投手 ヤマハ 2017年・戦力外

2位 風張蓮 投手 東農大北海道オホーツク 現役

3位 山川晃司 捕手 福岡工城東高 2019年・戦力外

4位 寺田哲也 投手 四国IL・香川 2016年・戦力外

5位 中元勇作 投手 伯和ビクトリーズ 2016年・戦力外

6位 土肥寛昌 投手 ホンダ鈴鹿 2017年・戦力外

7位 原泉 外野手 第一工業大 2017年・戦力外

【育成】

1位 中島彰吾 投手 福岡大 2017年・戦力外

 この8人のうち、 山川、中元、原は1軍出場がかなわないまま退団。「喜界島のバレンティン」と呼ばれた原は3年間で戦力外となった。寺田は2015、16年の計3試合のみの登板にとどまり、2016年は防御率27.00で戦力外となった。また土肥も2016、17年の計8試合、10回1/3のみで現役生活を終えた。

  中島は2016年に支配下登録。2017年までに計5試合に登板したが、同年に戦力外通告を受けた後、NPB他球団への移籍はかなわず。オランダ野球リーグの「デ・フラスコニンフ・ツインズ」に入団し、7月末には豪州「シドニー・ブルーソックス」が入団を発表。今年は「アジアン・ブリーズ」に参加した。

 またドラフト1位では安楽智大(楽天)を指名するも、2球団の競合の末にくじ引きで外れ、竹下を指名。1軍登板は2016年6月16日のソフトバンク戦(神宮)の1試合のみ。救援で2回2/3を投げたが、2被弾で4失点、防御率13.50。翌年に戦力外通告を受けた。

 唯一の現役選手となった風張はルーキーイヤーから2019年まで毎年1軍戦に登板している。昨年はキャリアハイとなる53試合に登板し、2勝4敗4ホールド、防御率4.37。しかし、今季は6月までの14試合の登板にとどまり、防御率7.11に。イースタンでは31試合を投げて防御率1.11と好成績だった。

(Full-Count編集部)

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