大谷所属のエ軍エプラーGM、新監督は「今日から探す」知将マドン氏ら候補

エンゼルスのビリー・エプラーGM【写真:盆子原浩二】
エンゼルスのビリー・エプラーGM【写真:盆子原浩二】

新監督にはカブス監督だったマドン氏が候補「WSを勝ったことのある監督はもちろんいいけど…」

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスのビリー・エプラーGMは1日(日本時間2日)、電話会見に応じた。前日9月30日(同1日)に3年契約1年目で解任したブラッド・オースマス監督について、「今年の結果を見る限り球団のためにもこうすることが必要だと思った。やはり結果を見るとクラブのためにも新しい風が必要なのかなって思ったよ。彼だけの責任ではないけれど、他の人の意見も必要だと思った」と説明。新監督の人選については「今日から新しい監督を探すのを始める」と話すにとどめた。

 オースマス監督の電撃解任はモレノオーナー、カルピーノ球団社長、エプラーGMの3人で決めたという。同GMは「ブラッドだけのせいではない。僕に責任があるのも間違いない。今年は辛い年だったし、ファンにとってもそうだと思う。その責任は感じている」と謝罪。新監督の候補者には3度の最優秀監督賞に輝き、カブス監督を今季限りで退任したジョー・マドン氏らが挙がっているとみられる。「まだ分からないよ。(新監督の)立候補を見ないといけないから今は答えられない。ワールドシリーズを勝ったことのある監督はもちろんいいと思うけど、それが絶対必要ってわけでもない。やはり選手にかかっているからね。シチュエーションにもよるからね」と言葉を濁した。

 この日はジョシュ・ポールベンチコーチ、ダグ・ホワイト投手コーチの解任も発表。メジャー25位の防御率5.12と投手陣を立て直せなかったホワイト投手コーチについては「難しい決断だった。ダグはエネルギーもたくさんあるけど、1年を見直した結果違う方向に向かうことにした。若い投手の育成は感謝している。他(球団)でコーチをしても、きっとそれは変わらないだろう」とした。来季組閣については「まずは監督から決めていく。まずは立候補のリストが必要だから、いつ決めるかとかはわからないよ」と話した。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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