前田健太、4年連続プレーオフへ いよいよ4日に地区S開幕「今年こそ世界一に」

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

過去2年はワールドシリーズで敗退「何とか3度目の正直ということで勝ちたい」

■ドジャース – ナショナルズ(地区シリーズ・日本時間4日・ロサンゼルス)

 ドジャースは2日(日本時間3日)、翌日の地区シリーズ開幕を控えて本拠地ドジャースタジアムで前日練習を行った。加入から4年連続でポストシーズンに臨む前田健太投手は「今年こそワールドチャンピオンになれるように」と固く誓った。

 この日はキャッチボールなどで調整した前田。ポストシーズンでは、過去2年と同じようにリリーフとして重要な役割を果たすことになる。一昨年、昨年とワールドシリーズまで進みながら頂点にあと1歩届かなかっただけに「これだけ勝っているチームでもワールドシリーズ制覇は難しいことと毎年感じてますし、何とか3度目の正直ということで勝ちたいですね」と話した。

 ポストシーズンは実に自身4年連続の出場。レギュラーシーズンとはガラリとムードが変わる“決戦”が続く中、力を発揮してきた。「自分の力を出すのがすごく難しいと思うので、とにかく短期決戦しかできないピッチングもありますし、プレーオフだからこそ出る自分の力もあるので、最大限の力を出せる選手が大事かなと思います。どっちかだと思います。プレーオフだから力が出ないのか、プレーオフだから力が出るのか。となると、プレーオフだから力が出る選手が必ずチームにとってプラスになると思うので。今まで自分の出なかったものが出ればいいと思います」。救援で起用された2シーズンはまさに、「プレーオフだからこそ出る力」でチームを支え、ワールドシリーズ進出に大きく貢献してきた。今年も勝負強さを発揮したいところだ。

「ありがたいことに毎年毎年、優勝を経験させてもらって、ポストシーズンの舞台に4年連続で立つことができているので。ただ、慣れるものではないですし、毎年毎年、緊張するしプレッシャーも感じるので、その中でしっかりと自分の力を出して、今年こそワールドチャンピオンになれるように」

 独特の緊張感を力に変え、今年こそ頂点まで駆け上がる。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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