“緊急降板”の元日ハム・マーティン、左脇腹痛め離脱 監督ショック「大打撃」

緊急降板となっていたブレーブスのクリス・マーティン【写真:Getty Images】
緊急降板となっていたブレーブスのクリス・マーティン【写真:Getty Images】

第1戦でマウンドに上がるも投球練習で負傷、ワールドシリーズに進出するまで登録できず

 ブレーブスのクリス・マーティン投手が左腹斜筋の負傷で地区シリーズのロースターから外れた。ワールドシリーズに進出しない限り、ロースターに戻ってくることはできなくなり、ブライアン・スニッカー監督は元日本ハム右腕の離脱について「大打撃」と語っている。MLB公式サイトが報じた。

 マーティンは今季レンジャーズで開幕を迎え、7月のトレード期限でブレーブスに移籍。自身初のポストシーズンに臨んだが、カージナルスとの地区シリーズで“悲劇”に見舞われた。3日(日本時間4日)の第1戦。同点の8回に5番手でマウンドに送られたものの、投球練習中に左脇腹を痛め、1球も投げることなく降板。そして、ロースターから外れた。

 MLB公式サイトは「アトランタのロースターでテヘランが怪我をしたマーティンに代わる」とのタイトルでレポート。マーティンの代わりにフリオ・テヘランが登録されたことを伝えている。マーティンについては「カージナルスとの第1戦の試合中に左腹斜筋の張りを感じた」と伝えた。

 ブレーブスはこの試合、マーティンが“緊急降板”した後にマウンドに上がったジャクソンが2点を失うと、9回にも4点を失って敗戦。それだけに、記事では「マーティンは8回に投げる前に怪我を負った。彼の交代は悲惨な結果となった。カージナルスは8回に2点を入れて同点とし、9回に決定的となる4点を入れた」とも報じている。ブレーブスは、4日(同5日)の第2戦は3-0で快勝して1勝1敗の五分に戻した。

 MLB公式サイトは「ナ・リーグ地区シリーズのロースターから外れたため、マーティンはブレーブスがワールドシリーズに進出しない限り、今年はもうロースター入りすることができない。ブレーブスが今月どのような結果となっても、この怪我によりシーズン終了となるかもしれない」と言及。今季限りで契約が満了するマーティンがオフにFAとなることも伝えている。

 また、スニッカー監督が第2戦の試合前会見で「ブルペンに影響が出る。大打撃だ。マックス(フライド)が穴を埋めることになり、試合終盤の重要なイニングで投げることになるだろう」と話したことも紹介。日本ハムで圧倒的な成績を残し、メジャー復帰を果たした救援右腕の離脱が、1995年以来22年ぶりの世界一を目指すブレーブスにとって大きな打撃になることは間違いない。

(Full-Count編集部)

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