「イチローイング」に続く“新語”!? 完敗のレイズ監督「バーランダーされた」

アストロズのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】
アストロズのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】

バーランダーに7回1安打無失点の快投許す「レイズが『バーランダーされた』」

■アストロズ 6-2 レイズ(地区シリーズ・日本時間5日・ヒューストン)

 アストロズのジャスティン・バーランダー投手が4日(日本時間5日)、本拠地での地区シリーズ第1戦で7回1安打無失点と好投し、ポストシーズン通算14勝目(7敗)を挙げた。完璧に抑え込まれ、2-6で初戦を落としたレイズのケビン・キャッシュ監督は試合後に「バーランダーされた」と“珍言”。通算225勝を誇るメジャー屈指の右腕に脱帽だった。

 バーランダーは7回まで二塁を踏ませぬ快投。許した安打は5回先頭のロウの1本のみに抑えた。ポストシーズンでも絶大な勝負強さを発揮する36歳が、2年ぶりの世界一を目指すアストロズにまず1勝をもたらした。

 手も足も出なかったレイズのキャッシュ監督は試合後の会見で「We got Verlander-ed(バーランダーされた)」と脱帽。MLB公式サイトはこのコメントを使い「レイズが『バーランダーされた』」と試合について伝えた。「快投=バーランダー」。メジャーを代表する右腕に対しての最高の褒め言葉だった。

 2015年、ヤンキースからFAとなったイチロー氏がマーリンズに加入したシーズンで、四球を選んで続く打者の打席で二盗を決め、捕手の送球エラーで三塁まで進んだことがあった。この時、地元テレビ局ではマーリンズ元外野手の解説者、プレストン・ウィルソン氏が「私はイチローイング(ichiroing)と呼ぶことに決めました。それしかない。四球を選んで、盗塁する。これぞ、イチローイングですね」と大興奮。「イチローは老けません。イチローは加齢しませんね」と脱帽していたが、まさに同じような発想か。

 36歳になっても全く衰えを見せない、球史に名を残す剛腕。コール、グリンキーと強力すぎる先発3本柱を形成するアストロズにはスキが見当たらない。

(Full-Count編集部)

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