5回1失点快投でPS4勝目の田中将大 Aロッドも絶賛「ファンタスティックだった」

地区シリーズ第2戦に先発し好投したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
地区シリーズ第2戦に先発し好投したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

早くもアストロズとの“最強決定戦”実現に期待「野球史上最高で最も注目を集めるシリーズに」

■ヤンキース 8-2 ツインズ(地区シリーズ・日本時間6日・ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手がポストシーズン(PS)でまたも大仕事をやってのけた。5日(日本時間6日)の地区シリーズ第2戦、本拠地ヤンキースタジアムでのツインズ戦に先発し、5回3安打1失点と好投した。ポストシーズン(PS)は通算4勝目。防御率は1.54と相変わらずの勝負強さを見せている。2009年以来のワールドシリーズ制覇に向け、地区シリーズ2連勝と好発進を切ったヤンキース。前回の世界一メンバーであるアレックス・ロドリゲス氏は「タナカはファンタスティック」と改めて絶賛した。

 相手は年間307本塁打のシーズン本塁打記録を作ったツインズの超強力打線だったが、ポストシーズンで絶大な勝負強さを誇る田中の敵ではなかった。味方打線が30分以上の攻撃で7点をもぎ取った直後の4回にややリズムが崩れ、ガーバーの右前適時打で1点を失ったものの、なおも1死一、二塁でアラエス、サノを連続空振り三振。最少失点で切り抜け、5回は3者凡退に仕留めてマウンドを降りた。

 FOXスポーツの公式ツイッターは、ヤンキースOBで同局の解説者を務めるAロッドがこの試合について振り返る動画を公開。かつてのスーパースターは「ヤンキースは第2戦をまた素晴らしい勝利で飾った」と話し始めると、「タナカはファンタスティックだった。5回7奪三振で、スプリットがとても良かった」と真っ先に田中を褒め称えた。

 さらに「ディディ(グレゴリアス)のことを我々は忘れていたけど、満塁本塁打で、彼は復活した。ジャッジも素晴らしかった。みんな素晴らしかった」と野手陣についても称賛。バーランダー、コールの2夜連続の快投でヤンキースと同じく2連勝を飾り、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけたアストロズとの対戦に早くも目を向けた。

「これからミネソタで(シリーズ)完全制覇を狙うけど、彼らがツインズに勝ったら、ヤンキースvsアストロズは野球史上最高で最も注目を集めるシリーズになる可能性がある」

 今季107勝を挙げたアストロズと103勝を挙げたヤンキースの対戦が実現すれば、まさに見どころ満載に。ただ、まずはきっちりと敵地で1勝を掴み、勝ち抜けを決めたいところだ。

(Full-Count編集部)

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