鷹柳田1か月ぶり一発含む3安打も控え目 「芯には当たらなかった。スッキリしない」

3安打2打点と活躍したソフトバンク・柳田悠岐(右から2人目)【写真:荒川祐史】
3安打2打点と活躍したソフトバンク・柳田悠岐(右から2人目)【写真:荒川祐史】

ソロ本塁打、適時二塁打、内野安打で勝利に大貢献

■ソフトバンク 6-4 楽天(CS・6日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が6日、楽天との「パーソル クライマックスシリーズ パ」1stステージ第2戦で大活躍。1回に同点の1号本塁打を放つなど3安打2打点3得点の活躍で勝利に貢献した。

 1点を先制された直後、柳田のバットが久々に火を噴いた。楽天の先発・美馬から9月1日の西武戦以来となる本塁打を放ち、すぐさま同点。勝ち越しを許した3回には再び同点の適時二塁打を放ち、デスパイネの2ランに繋げた。5回にも内野安打で出塁すると暴投で二塁に進んでデスパイネの適時打で6点目のホームを踏んだ。

 1回の本塁打は美馬のカーブをすくい上げるようにして右中間へと運んだが「カーブは全然頭になかった」という。シーズンでは6打数無安打と手を焼いた美馬に対しても特段策を講じることはなく「来た球を芯でとらえるだけ」という気持ちで臨んだ。

 3安打にもかかわらず「芯には当たらなかった。そこはダメです」と反省。約1か月ぶりの本塁打には「たまたまじゃないですか。あまりスッキリしないっすけど」とギータ節を炸裂した。

 本塁打から1か月間遠ざかった。「自分自身のもどかしさはなかったです。ただ負けた時は僕の責任と思っていたし、チームに迷惑をかけて申し訳ないという気持ちはありました」振り返る。責任感の強い男だけに、この日の活躍にも「チームに貢献できたこと。そこだけ」と終始控え目に語っていた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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