田中将大はツインズの天敵 沈黙続く打線に地元メディア「最悪の相手」

ツインズ戦に先発しPS通算4勝目を挙げたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ツインズ戦に先発しPS通算4勝目を挙げたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

田中は地区シリーズ5回1失点の好投、レギュラーシーズンも田中の5勝無敗

■ヤンキース 8-2 ツインズ(地区シリーズ・日本時間6日・ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手は5日(日本時間6日)の地区シリーズ・ツインズ戦に先発し、5回1失点で自身ポストシーズン4勝目を挙げた。この試合の好投を受け、ツインズの地元紙「ミネアポリス・スター・トリビューン」は「マサヒロ・タナカと彼の変化球がまたツインズを困惑」とのタイトルで詳細をリポート。田中を「最悪の対戦相手」と位置付けた。

 同紙は「タナカはメジャー6シーズンでツインズを支配し、ポストシーズンに本領を発揮してきた実績があった」と指摘。さらに「タナカはツインズにとって最も不都合な時に最悪の対戦相手であった」と位置付けた。田中とツインズの過去の対戦成績は、田中の5勝無敗、防御率2.27。

 さらに、田中の投球内容を分析。「直球を待つチームに、彼は変化球を多用する普段通りのアプローチで欺いた。第2戦の5イニングで、そのアプローチは更に極端だった」として、「土曜日、彼(田中)は83球のうち直球を16球しか投げなかった。レギュラーシーズンの30.5%から19.2%に下がった。右腕は対戦した19人のうち、10人に初球でスライダーを投げた」と伝えた。

 そして「ツインズはタナカから速い打球を2度しか放てなかった。1回にマックス・キャプラーが放った103.3マイルのゴロ、4回にエディー・ロサリオが放った99.6マイルの単打だけであった」と田中をほぼとらえられなかったことを強調した。

 さらに同紙は、ツインズが第3、第4戦を勝ってタイに持ち込んで、ヤンキースタジアムでの最終戦を迎えたとしても、田中と再び対戦することになるとも指摘。「タナカが待ち構えていることで、タスクはさらに困難なものになる」と“苦戦”を予測した。

(Full-Count編集部)

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