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昭和の野球を盛り上げた「金田正一世代」 中西太、佐々木信也、吉田義男…

10月6日に物故した不世出の大投手、金田正一氏は、1933年8月1日生まれだが、同学年には昭和の野球を築いた大選手、名選手がいる。「金田正一世代」の選手たちを見ていこう(以下敬称略)。

10月6日に逝去した金田正一氏【写真:細野能功】
10月6日に逝去した金田正一氏【写真:細野能功】

金田正一氏は10月6日に物故した、「金田正一世代」のプロ野球選手は104人

 10月6日に物故した不世出の大投手、金田正一氏は、1933年8月1日生まれだが、同学年には昭和の野球を築いた大選手、名選手がいる。「金田正一世代」の選手たちを見ていこう(以下敬称略)。

 104人いる「金田正一世代」のプロ野球選手から10人をピックアップする。誕生日順。

○中西太 1933年4月11日生まれ 内野手
1388試合4116打数1262安打244本塁打785打点142盗塁 打率.307
新人王、MVP1回、首位打者2回、本塁打王5回、打点王3回、ベストナイン7回

 高松一高から西鉄ライオンズ。1年目から主力打者として活躍。「怪童」と呼ばれ、二冠王を4回。全盛期の西鉄をけん引。西鉄、日本ハム、阪神の監督を歴任。1999年殿堂入り。

○宮本敏雄 1933年4月26日生まれ 外野手
1007試合2917打数726安打90本塁打359打点49盗塁 打率.249
打点王2回

 ハワイ、ボールドウィン高から巨人、国鉄。ハワイ出身の日系二世。エンディ宮本の名前で親しまれる。太い腕で豪快に振り回す打撃で、人気があった。

○土井淳 1933年6月10日生まれ 捕手
1138試合2364打数508安打23本塁打176打点27盗塁 打率.215
ベストナイン1回

 明治大から大洋。岡山東高、明治大、大洋と秋山登とバッテリーを組み活躍。好リードと強肩で鳴らす。引退後は大洋の監督。解説者としても活躍。

○吉田義男 1933年7月26生まれ 内野手
2007試合6980打数1864安打66本塁打434打点350盗塁 打率.267
盗塁王2回、ベストナイン9回

 立命館大学中退で阪神へ。「牛若丸」と言われた球史に残る名遊撃手。誕生日が6日違いの金田正一にめっぽう強かった。阪神の監督として1985年に日本一。現在も解説者として活躍。1992年殿堂入り。

○河村久文 1933年8月30生まれ 投手
414登板113勝83敗 1660回 1016奪三振 防御率2.74

 別府緑丘高から東洋高圧大牟田を経て、西鉄、広島。全盛期の西鉄の先発投手として活躍。1954年には25勝。引退後は西鉄・太平洋、南海、オリックスでコーチ。解説者としても活躍。2005年死去。

○小野正一 1933年9月30生まれ 投手
671登板184勝155敗 2909回 2244奪三振 防御率2.80
最多勝、最優秀防御率、最高勝率各1回、ベストナイン1回

 清峰伸銅から毎日・大毎・東京、大洋、中日。長身、左腕の本格派、名前も「正一」。金田正一と共通点が多い投手。大毎時代の1960年に33勝。引退後は球界を離れる。2003年死去。

○佐々木信也 1933年10月12生まれ 内野手
466試合1602打数424安打13本塁打101打点86盗塁 打率.265
ベストナイン1回

 慶應大から高橋、大映、大毎。弱小高橋ユニオンズで、NPB新人最多の180安打を記録。引退後は解説者を経て「プロ野球ニュース」のMCとして一世を風靡。現在も野球界に助言を送る。

○小川健太郎 1934年1月12生まれ 投手
253登板95勝66敗1254回1/3 739奪三振 防御率2.62
最多勝1回、沢村賞1回、ベストナイン1回

 明善高から東映。その後立正佼成会から中日。アンダースローの技巧派として活躍。1967年には29勝。王貞治に対して背面投げで投球したことがある。1995年死去。

○秋山登 1934年2月3生まれ 投手
639登板193勝171敗 2993回 1896奪三振 防御率2.60
新人王、MVP1回、最優秀防御率、最高勝率各1回、ベストナイン1回

 明治大から大洋。華麗なアンダースローで1960年の大洋の優勝に貢献。20勝を5回記録するも20敗も4回。引退後は大洋の監督、解説者。2000年死去、2004年殿堂入り。

○町田行彦 1934年3月18生まれ 外野手
1415試合3922打数913安打129本塁打459打点133盗塁 打率.233
本塁打王1回、ベストナイン1回

 長野北高から国鉄、巨人。同学年の金田とともに国鉄スワローズをけん引した中軸打者。引退後は巨人、ヤクルトなどでコーチ。

 この10人以外にも、西鉄で85勝を挙げた右腕の島原幸雄、入団時に争奪戦となった南海の強打者、穴吹義雄、中日、近鉄の正捕手だった吉沢岳男、ヤクルトの主軸打者デーブ・ロバーツ、大映で最多勝投手となった三浦方義、南海の内野の要だった森下整鎮、中日、西鉄の正捕手だった河合保彦、広島の中軸打者だった大和田明なども同学年。「昭和の野球」を作ってきた顔ぶれだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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