まだFA権行使を明言してないけど…西武秋山は「カブスに最高に合う選手かも」

西武・秋山翔吾【写真:荒川祐史】
西武・秋山翔吾【写真:荒川祐史】

カブス専門メディアが獲得を進言「5年総額26億円を払うことは大きなリスクか?」

 今季中に海外フリーエージェント(FA)権を取得した西武・秋山翔吾外野手。今オフにメジャー挑戦する可能性が浮上しているが、早くも米メディアではその動向に注目が集まっているようだ。

 カブス専門情報サイト「ブリーチャー・ネーション」は「FA中堅手のショウゴ・アキヤマはカブスにとって、最高に合う選手かもしれない」との見出しで記事を掲載。今季のカブス中堅手はアルモラJr.、ヘイワードが入ったが、1番打者としては力不足と指摘。「もし、中堅を守れる1番打者のFA選手がいたら、このオフのカブスの夢のターゲットになる。日本での活躍が必ずしもメジャーリーグでの活躍を保障するわけではないが、私が、今、確実に言えることは、近くフリーエージェントになる日本人選手をカブスはよく見てみる必要がある」と秋山の獲得を進言している。

 記事では秋山を「NPBで質の高い中堅手」とし、ここ5年間のレギュラーシーズンでの打率、出塁率、長打率を紹介。続けて安打製造機ぶりを、こう評している。

「彼がNPBで打てることは明らかだ。そして、アキヤマはヨシトモ・ツツゴウのようなタイプの打者ではない。彼はバットコントロールに優れたスピードを使える選手だ(それでも、ボールを力強く打つことも可能だ)。今シーズンは三振が最も多かった年(108三振)だが、それでも、たった15.9%だった」

 記事では「最大の疑問は彼の打撃がメジャーリーグでも通用するかということだ。そして、4月に32歳になる年齢が、彼のスピードを衰えさせるかということだ」と獲得する上での秋山の“問題点”も指摘。それでも、「カブスのようなチームに、チームに最高に合う“かも”しれない選手に、5年総額2400万ドル(約25億7500万円)を払うことは大きなリスクだろうか? また、カブスは外野手が多いので、アキヤマは毎日使える先頭打者というよりも4人目の外野手タイプになるかもしれない。この話題は、引き続き、このオフシーズンを通して、深く見ていきたい」と綴っている。

 秋山が所属する西武はソフトバンクとのCS最終ステージの真っ只中。FA権を行使するかについては言及していないものの、15年に216安打を放って“イチロー超え”を果たした安打製造機は、もう熱視線を集めている。

(Full-Count編集部)

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