巨人が3勝0敗で日本S王手、鷹は逃げ切り勝ちで2勝1敗に… 10日のセ・パCSは?

巨人・原辰徳監督(左)とソフトバンク・工藤公康監督【写真:Getty Images、荒川祐史】
巨人・原辰徳監督(左)とソフトバンク・工藤公康監督【写真:Getty Images、荒川祐史】

巨人メルセデスが7回無失点の好投、鷹は中村が2ラン含む3打点

 セ、パ両リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第2戦が10日に行われ、セは巨人、パはソフトバンクがそれぞれ勝利した。セ覇者の巨人は6-0で同3位の阪神に完勝し、アドバンテージの1勝を含めて3勝0敗。11日の第3戦に勝つか引き分ければ日本シリーズ進出が決まる。パ2位のソフトバンクは8-6で同1位の西武に競り勝って、連勝で2勝1敗とした。

 セ・リーグは巨人が6-0で阪神に完勝した。1回、亀井と坂本勇の連打で無死二、三塁とし、丸の遊ゴロ併殺打の間に1点を先制。4回には先頭の岡本が二塁打、続くゲレーロが左越え1号2ランを放って3点差に。5回には1死から亀井の二塁打、坂本勇の四球で一、二塁とすると重盗に成功して二、三塁に。ここで丸が左犠飛を打ち上げて4点目。続く岡本が右前適時打を放ちリードを5点に広げた。8回には若林が適時打を放ち、試合を決めた。

 投げては先発のメルセデスが7回3安打無失点の好投。8回は大竹、9回はデラロサが無安打で抑えて、3安打完封リレーを飾った。巨人はアドバンテージの1勝を含めて3勝0敗とし、11日の第3戦で勝つか引き分ければ、2013年以来の日本シリーズ進出が決まる。

 阪神は先発の高橋遥が2回1失点で降板。2番手ガルシア、3番手島本がそれぞれ2失点して序盤で主導権を握られ、打線も元気なく零封負け。日本シリーズ進出へあとがなくなった。

 パ・リーグはソフトバンクが西武に8-6で逃げ切って2勝1敗と白星を先行させた。1回に中村晃の右前適時打で先制。2回に牧原の右犠飛で2点目を挙げると、3回にはデスパイネの適時二塁打、中村晃の1号2ラン、高谷の適時二塁打で一挙4点を挙げた。4回には内川の適時打でリードを7点に広げた。3点差に迫られた6回にはグラシアルが2号2ランを放った。

 先発の武田が5回途中3失点で降板後は小刻みな継投。2点リードの8回2死一塁で守護神の森が登板し、回をまたいで9回も締めて逃げ切った。

 一方、西武は先発の今井が3回途中6失点と大誤算。7点ビハインドの4回に外崎が1号ソロ、5回には中村の適時二塁打などで3点を奪って3点差に。7、8回にも1点ずつ挙げるなど食い下がったが届かなかった。

(Full-Count編集部)

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