鷹・工藤監督「無心でやることが大事」台風接近前に投手陣がメットライフDで練習

練習を見守るソフトバンク・工藤公康監督【写真:福谷佑介】
練習を見守るソフトバンク・工藤公康監督【写真:福谷佑介】

前日は千賀が8回まで好投、リリーフ陣には2日間の休養ができ「非常に大きい」

 日本シリーズ進出に王手をかけたソフトバンクは12日、メットライフドームで一部の投手陣が練習を行った。台風19号の影響で予定されていた第4戦は中止に。午後から台風の影響が出ることが予想されたため、練習参加メンバーを限定し、練習開始時間も早めてキャッチボールなどで調整。練習を終えると、風雨が強まる前に足早に球場を後にした。

 この日練習に参加したのはバンデンハーク、高橋礼、ミランダ、スアレスの4人。それぞれがメットライフドームのマウンドに上がって投球練習を行うなど、13日以降の試合に備えた。工藤公康監督も練習を見守り「台風なので酷くなる前に練習できるのであれば、ピッチャーたちも投げたいということだったので。来られて良かったと思います」と語った。

 西武とのファイナルステージは第1戦から怒涛の3連勝を飾り、3勝1敗で3年連続日本シリーズ進出に王手をかけた。13日の第4戦に向けて指揮官は「無心で明日の試合をやるということが大事。全力を尽くすだけ」とコメントした。

 前日の第3戦はエース千賀が8回まで投げ、登板が続いていたリリーフ陣を休ませることができた。工藤監督は「非常に大きい。1日より2日空いたほうが回復する。千賀くんのピッチングで休めることになった」と語り、台風19号での中止も「ポジティブな要素が強い。リリーフ陣は休めるし、バンデンハークも1日空いて登板できるのは何よりいい」と前向きに捉えていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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