田中将大、今季のPS防御率は驚異の0.82 米誌は再確認「信頼したことは賢明」

田中が残す驚異の数字「2019年ポストシーズンの防御率は0.82」

 実際の登板では、田中はアストロズの強力打線を圧倒。わずか1安打に封じ込め、反撃の糸口すら与えなかった。PS通算防御率1.32は、7試合以上に登板した投手ではドジャースのサンディー・コーファックス(防御率0.95)、ニューヨーク・ジャイアンツのクリスティ・マシューソン(防御率1.06)に次いで歴代3位。40イニング以上登板したヤンキースの投手としては、史上初の満票で殿堂入りしたクローザーのマリアノ・リベラ(防御率0.70)に続く球団歴代2位となった。まさに“歴史的な勝負強さ”を誇る。

「彼は直球を高め、スプリットとスライダーを低めに投げ、アストロズ打線のバランスを崩した。彼は18人の打者と対戦した。そのうち、初球ストライクは15球だった。タナカは今月、11回で6人の走者しか許していない。2019年ポストシーズンの防御率は0.82である」

 記事では、このように投球内容を絶賛。先発陣の陣容は、バーランダー、コール、グリンキーを揃えるアストロズが上と言われる中、田中はそのうちの一人のグリンキーに投げ勝って貴重な1勝をヤンキースにもたらした。第2戦はバーランダーが先発したアストロズに熱戦の末に敗れて1勝1敗とされたが、第3戦からはヤンキースタジアムに舞台を移す。田中は17日(同18日)の第5戦に中4日で先発することが濃厚だ。

 同誌は「残りのヤンキースのローテーションはアストロズの強力打線には分が悪いように思える。しかし、何でも起こり得る」と指摘。田中が力強く牽引する名門球団は、10年ぶりのワールドシリーズ進出をつかめるだろうか。

(Full-Count編集部)

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