ドラフト直前、12球団ドラ1予想を総まとめ 6球団が指名公表、1本釣りは?

ドラ1の大本命とされている星稜・奥川、大船渡・佐々木、明大・森下(左から)【写真:Getty Images】
ドラ1の大本命とされている星稜・奥川、大船渡・佐々木、明大・森下(左から)【写真:Getty Images】

“外れ1位”で人気が集中しそうなJFE西日本の河野らの1本釣りを狙う球団はあるか

 10月17日、17時から都内のホテルで「2019年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が開催される。今年は高校生139人、大学生107人がプロ志望届を提出。計246人に加え、社会人やクラブチーム、そして独立リーグ所属の選手たちが12球団の指名の対象となる。

 12球団の各球団編成担当者やスカウトらはドラフト直前までスカウト会議を行い、指名のシミュレーションなどを重ねていく。1位指名だけでなく、他の11球団はどの選手を高く評価しているかなどを分析し、自球団が評価する選手をいかに戦略的に獲得できるか、話し合いを重ねていく。

 今年も昨年と同様に6球団が指名選手を公表している。今年は大船渡の佐々木朗希投手、星稜の奥川恭伸投手、明大の森下暢仁投手の3投手に加え、東邦の石川昂弥内野手の4選手に人気が集中しそう。佐々木には西武、ロッテ、日本ハムの3球団が、奥川にはヤクルト、森下には広島、石川には中日が1巡目で入札することを既に表明している。

 指名を公表するには他球団を牽制する狙いもある。他球団に分からせることにより、競合を避けさせたり、競合数を減らすなどの意図もある。直前まで動向を見極める残る6球団は、この既に公表した6球団以外の動向などを考慮し、最後の最後まで情報戦を展開していくことになるだろう。

 史上初めて12球団全てが抽選に参加するとも予想されている今年のドラフト。佐々木、奥川、森下、石川の4人のほかにも、例えば、JFE西日本の河野竜生投手や東海理化の立野和明投手、創志学園の西純矢投手らが1位候補に名前が挙がる。

2016年ドラフトでは“外れ1位”で佐々木千隼に5球団が競合した

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