【ドラフト】ホークス2位海野が正捕手・甲斐に続く 「海(カイ)キャノンを目指します」

ソフトバンクが2位指名した東海大・海野陸司【写真:安藤かなみ】
ソフトバンクが2位指名した東海大・海野陸司【写真:安藤かなみ】

憧れの捕手は甲斐、動画サイトなどで動作を繰り返しチェック

 2019年度の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」は17日、東京都内のホテルで行われ、東海大学の海野(うみの)隆司捕手がソフトバンクから2位指名を受けた。同捕手は東海大学湘南キャンパスで記者会見を開きチームの印象について語った。

 ソフトバンクからの指名について海野が「全く想像していなかったし、一番ないと思っていた」と明かした裏には、鷹の正捕手・甲斐拓也の存在があった。海野は2017年日本シリーズで躍動する甲斐の姿を見て、「身体が小さくてもこれだけ(試合に)出られる。自分と同じ身長でも、プロで一流でやっていける」と感銘を受けた。

 海野は身長172センチ。170センチと自分とほぼ同じ身長ながら大舞台で活躍する甲斐の姿を見たことをきっかけに、強い憧れを抱くようになった。それ以来、動画サイトなどで甲斐の動作を繰り返しチェックし、参考にしてきたという。

 海野は「身長が高くなくても、ソフトバンクでレギュラーを張っている。すごいことだと思う」と目を輝かせた。二塁送球1秒7台を誇る強肩がウリの海野。自身の強肩へのキャッチコピーを聞かれると「甲斐さんと同じ、”海(カイ)キャノン”を目指します」とはにかんだ。

 ソフトバンクには昨年大学日本代表でバッテリーを組んだ甲斐野も在籍している。海野は「大学代表で組んでいたので、もう1回受けたいです」と笑顔。ルーキーながら65試合に登板するなどセットアッパーとしていきなり活躍を見せた甲斐野との再コンビを熱望した海野は「プロでレベルが上がっていると思う。(ボールを)捕るので精一杯かもしれないが、受けてみたい」と照れ笑いに先輩への尊敬を込めた。

 プロ入り後の理想像を問われると「練習に貪欲で、深く追求をして、満足せずに上を目指してやっていく選手になりたい」と意気込んだ。鷹にまた心強い選手が加わった。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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