田中将大、6回途中4失点も敗因の矛先は打線に 地元メディア「責任はヤンキース打線」

優勝決定シリーズ第4戦に先発登板したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
優勝決定シリーズ第4戦に先発登板したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

アストロズ打線に完璧な投球を求めるのは「理不尽かもしれない」

■アストロズ 8-3 ヤンキース(優勝決定シリーズ・日本時間18日・ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手は17日(日本時間18日)、本拠地で行われているアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に先発し5回0/3、4安打4失点(自責3)でポストシーズン通算3敗目を喫した。チームも3連敗を喫しアストロズに王手をかけられた。痛恨の逆転3ランを浴びたが地元メディアは「責任はヤンキース打線」と伝えている。

 前日の試合が悪天候で中止となり中4日で先発のマウンドに上がった田中。3回に痛恨の逆転3ランを浴び6回途中4失点で敗戦投手となったが地元メディア「ノースジャージー・コム」は「マサヒロ・タナカの第4戦の先発登板をどう見るか?」との見出しでシリーズ第4戦を振り返った。

 大舞台で勝負強さを発揮してきた田中がポストシーズン自己ワーストとなる4失点(自責3)を喫したが記事では「たった1振りで、プレーオフ最悪の登板となった。タナカは初めて10月に3失点した。彼は試合をつくった。最高の投球ではなかったが」と及第点を与えている。

 そして、敗因の要素となったのは「またヤンキースは打てなかった。彼らはチャンスを活かせなった。またそれが響いた」と打線であることを指摘。これまでポストシーズンで力を発揮してきた田中だが強力アストロズ打線に完璧な投球を求めるのは「理不尽かもしれない」とし「5回4安打、これは十分な成績のように思える」と擁護している。

 第1戦では13安打7得点で圧勝したが第2戦は6安打2得点、第3戦は5安打1得点、そしてこの日は5安打3得点と本来の姿を取り戻せない打線に「現実的に、責任はヤンキース打線にある。大きく期待されてシリーズに入ったが、ここ3試合で期待通りの働きをしていない」と伝えている。

(Full-Count編集部)

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