年俸28億円ヤ軍スタントン、4試合ぶり復帰も無安打… 米メディア酷評「役立たず」

ヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:Getty Images】
ヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:Getty Images】

2度目の三振を喫した6回には本拠地ファンから厳しいブーイングを浴びる

■ヤンキース 4-1 アストロズ(優勝決定シリーズ・日本時間19日・ニューヨーク)

 ヤンキースは18日(日本時間19日)、本拠地でアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦に4-1で勝ち、通算成績を2勝3敗としてワールドシリーズ進出に望みをつないだ。右大腿四頭筋を負傷しているジャンカルロ・スタントン外野手が「4番・DH」で4試合ぶりに出場したが、3打数無安打2三振と散々な結果に。米メディアは“役立たず”などと痛烈に批判した。

 ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」は辛辣だった。「アストロズに勝利したリーグ優勝決定シリーズ第5戦で“輝いていた”選手と“役立たず”だった選手」とのタイトルで、選手を評価。“役立たず”だった選手としてスタントンを挙げた。

 記事では「スタントンはラインナップに復帰するも無安打だった。6回に2度目の三振を喫すると、厳しいブーイングを浴びた。右大腿四頭筋の故障で第1戦以降から離脱していた彼は、エドウィン・エンカーナシオンと比べて大きな改善とならなかった」と鋭く指摘した。3打数3三振だったサンチェスも“役立たず”に含まれるという。

 一方、“輝いた選手”は同点弾のルメイヒュー、勝ち越し3ランのヒックス、6回1失点と好投したパクストン、7回以降無失点で試合を締めくくったブルペンが入っている。

 全国紙「USAトゥデイ」のMLB記者、ボブ・ナイチンゲール氏はツイッターで、スタントンが2つめの三振を喫してブーイングが更に大きなものになったと指摘した。

 ただ、ニューヨークのラジオ局「NEW1027」の司会者マイク・アラン氏はツイッターで「スタントンがラインナップに入っている時は、ヤンキースは今プレーオフで無敗だ」として、“救いの手”を差し伸べた。

 今季のポストシーズンで、スタントンは5試合に出場して打率.231(13打数3安打)1本塁打、2打点と低調だが、チームは5戦全勝。一方出場していない試合は3戦全敗となっている。第5戦に勝ったとはいえ、崖っぷちに立たされていることには変わりのないヤンキース。第6戦に年俸28億男は出場するのか、注目される。

(Full-Count編集部)

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