チャップマン、壮絶サヨナラ負けに「腹立たしい」被弾後に不敵な笑み

アストロズのアルトゥーベにサヨナラ弾を浴びたヤンキースのチャップマン(右)【写真:AP】
アストロズのアルトゥーベにサヨナラ弾を浴びたヤンキースのチャップマン(右)【写真:AP】

チャップマンは同点の9回から救援してサヨナラ被弾した

■アストロズ 6-4 ヤンキース(優勝決定シリーズ・日本時間20日・ヒューストン)

 ヤンキースのアロルディス・チャップマン投手は19日(日本時間20日)、アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦で痛恨のサヨナラ被弾。同点に追いついた9回から7番手として救援し、2死一塁からアルトゥーベに甘く入ったスライダーをサヨナラ2ランとされた。悲劇的な一発でチームの10年ぶりワールドシリーズ制覇への道は絶たれ、「このような試合に負けるのは腹立たしいよ」と肩を落とした。地元放送局「YESネットワーク」の公式ツイッターが伝えている。

 2ボール1ストライクからの4球目。剛球左腕のカウントを稼ぎにいったスライダーが高めへの力のない球となった。「カウントで不利だったから、スライダーでカウントを優位に進めたかった。(失投して)彼はそれを逃さなかった」。被弾直後にマウンド上で不敵な笑みを浮かべて、完敗を認めるしかなかった。

 今季は60試合登板し、3勝2敗37セーブ。このポストシーズンは登板前まで4試合連続無失点だったが、初失点がチームの終戦につながった。5年契約3年目だが、今オフに自ら契約を破棄できるオプトアウト権を持つ。「僕にとって、登板するときはいかなる時でもバトルになる。相手が最高の打者であろうがその逆だろうが、僕はマウンドに立って挑戦するだけ」と悔しさを押し殺すように話した。

【動画】なぜ笑う? ヤンキース・チャップマンがサヨナラ終戦被弾に不敵な笑み

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