西武が中田、星に戦力外通告 中田はチームスタッフ、星は退団へ

戦力外通告を受けた西武・星孝典【写真:編集部】
戦力外通告を受けた西武・星孝典【写真:編集部】

星は、2軍育成コーチから今季途中に球団事情で育成選手契約を結んでいた

 西武は21日、中田祥多捕手と育成の星孝典捕手に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。

 中田は鳴門工高から2007年高校生ドラフト6巡目で入団。今シーズンは楽天・今江も発症した「右眼球中心性漿液性脈絡網膜症」を患い、視界に不安を抱えながらのプレーを余儀なくされた。症状が回復してからは4年ぶりに1軍昇格を果たし、プロ12年目にして1軍初安打を記録した。中田は「12年もなかなかできることではないので、胸を張っていいと思う。ヒットは1本しか打てなかったけど、1本打てたことはよかった」と話した。今後は現役を引退し、球団が打診したチームスタッフの職に就く予定となっている。

 星は2016年限りで現役を引退。2017年からは2軍育成コーチとして若手選手の指導を行っていたが、今シーズン5月に捕手に故障者が続出。ファームの試合に出場するために、一時的に育成選手契約を結び、現役復帰していた。星は「(実戦は)うきうきした。いい経験をさせてもらいました」とニッコリ。星に対して球団は2軍育成コーチとして引き続き契約を提示したが、星が退団を申し出た。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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