MVPは鷹グラシアル! 4回に決勝3ラン、4戦3発で3年連続日本一に導く
第1戦で逆転2ラン、第3戦では同点ソロと3発全てが殊勲の一打
■ソフトバンク 4-3 巨人(日本シリーズ・23日・東京ドーム)
ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手が、日本シリーズMVPに輝いた。23日、敵地・東京ドームで行われた日本シリーズ第4戦。キューバ人助っ人が4回に先制3ランを放ち、これが決勝弾に。ソフトバンクは巨人を4-3で下し、4連勝で3年連続日本一に輝いた。
4回、先頭の今宮が左前安打で出塁すると、デスパイネも左前安打で続き、1死一、三塁のチャンスを作った。ここで打席に立ったグラシアル。1ボール2ストライクからの4球目、150キロの真っ直ぐに食らいついて見極めた。7球目。先の2球よりも若干甘く入ってきたスライダーを捉えると、打球はバックスクリーン左へと一直線。巨人ファンの悲鳴の中でスタンドへと飛び込み、先制の3ランに。この3点が最後まで物を言い、チームは3年連続で頂点に立った。
グラシアルはこの日本シリーズ4試合目で3本目の本塁打になった。第1戦では逆転2ラン、第3戦では同点ソロ、そして、この日は決勝の先制3ラン。2戦連発の本塁打で計6打点。全て殊勲の一発となっており、文句なしのMVPとなった。
(Full-Count編集部)