西武、ドラフト7位・上間と8位・岸に指名挨拶 潮崎氏「レベルの高さに惚れて獲得した」

西武からドラフト指名を受けた上間永遠(中央)、岸潤一郎(右)【写真:安藤かなみ】
西武からドラフト指名を受けた上間永遠(中央)、岸潤一郎(右)【写真:安藤かなみ】

最速148キロ右腕の上間「1日でも早く1軍に」、盗塁王の岸「食らいついていきたい」

 西武は25日、徳島市内の徳島インディゴソックス球団事務所を訪れ、ドラフト7位で指名した上間永遠投手と8位で指名した岸潤一郎選手に指名挨拶を行った。四国IL・徳島から選手を指名するのは17年3位の伊藤以来。8月上旬に直接視察に足を運んだという潮崎編成グループディレクターは「レベルの高さに惚れて獲得した。将来はライオンズを背負って立つ存在になってほしい」と独立リーグ日本一を置き土産にNPBの世界に飛び込む2選手の背中を押した。

 沖縄出身身の上間は柳ヶ浦から徳島に入団し、わずか1年でNPBとの支配下指名を勝ち取った最速148キロ右腕。カーブ、スライダー、カット、高速シンカーを操る19歳は、潮崎ディレクターが「140キロ後半の直球に変化球もよく、コントロールもいい。レベルに慣れればローテーションで投げるポテンシャルは十分です。岸(楽天)のようなタイプ」と評する本格派だ。

 岸は明徳義塾で4度甲子園に出場した経験を持つが、故障などに悩まされ大学3年秋に野球部を退部。そこからブランクを経て徳島に入団し、内外野を守るユーティリティー性と最多盗塁を獲得した俊足で再び存在感を示した。西武は高校時代も岸を高評価していたと明かし、潮崎ディレクターも念願の獲得にご満悦。「今のライオンズの戦力を考えて、今一番必要な選手」と太鼓判を押した。

 指名挨拶を受けた上間は「これからNPBでやってやるという気持ちになった。1日でも早く1軍に上がって、チームの日本一に貢献したい」と意気込み。開幕1軍を目標に掲げる岸は「内外野を守れて、走れてパワーのある外崎選手が目標です。西武は2連覇を達成していて勢いのあるチーム。そこに食らいついていきたい」と決意を新たにしていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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