田中将大所属のヤ軍に米メディアは剛腕コール獲得進言 「タナカが先発3番手に…」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

記事では野手には人材がそろっていると指摘、先発投手の整備が急務と主張

 ア・リーグ優勝決定シリーズでアストロズに敗れたヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ外野手が「今季は失敗だった」と米メディアに語った。CBSスポーツが「2019年は『失敗』だとアーロン・ジャッジが語っている。こうすることでオフシーズンは成功となる」とのタイトルで、ジャッジを通じて今季を総括するとともに、今オフの補強ポイントをリポートしている。

 今季のヤンキースはレギュラーシーズンでは103勝59敗で7年ぶりに地区優勝。ツインズとの地区シリーズを3戦全勝で突破するも、優勝決定シリーズでアストロズに2勝4敗で敗れた。記事によると、ジャッジは「僕らがレギュラーシーズンで何勝しようが、他に何を成し遂げていようが、今季は失敗だよ」とコメント。さらに優勝決定シリーズの敗因について「走者がいる時に打者が不発だった」と指摘。ただ、一方では「レギュラーシーズンでは、得点圏や走者がいる状態では球界最高の攻撃力を備えていた」とも答えている。

 記事では「ヤンキースには才能が揃っている。ヒックス、ジャッジ、サンチェス、トーレス、ルメイヒュー、そしてスタントンらがスタメンに並べば、順調に試合を進められるだろう」と評価。「レギュラーシーズンでは力を発揮していたが、リーグ優勝決定シリーズでは不発に終わったため敗退した。(戦力の)テコ入れは必要ない。必要なのは、ただ単に“より良いタイミング”で力を発揮することだ」と指摘している。

 そして記事では、視線を投手に向ける。「苦難を乗り越えるため、ワールドシリーズの舞台に返り咲くためにヤンキースが本当に必要としているもの。明らかなことだが、それは先発投手なのだ」と断じた。

 ポストシーズンに突入した10月の戦いについて、「ポストシーズンで登板した先発投手たちは、長いイニングを投げておらずブルペンを酷使させた」と振り返り、「ヤンキースは今オフにローテーションを改善させるチャンスを得ることになる」と予測する。記事では、今オフFAになるアストロズのゲリット・コール投手の名前を挙げ、「コールはオープンマーケットに登場する予定で、彼は5年前のマックス・シャーザー以来では、FAとなる最高の先発投手となることだろう」と指摘した。

 記事では現段階での、ヤンキースの来季ローテーション候補8人を紹介。田中将大はセベリーノに次いで2番目に名前が挙がっている。記事は「明らかに先発がもう一枚必要ということだ。セベリーノを2番手、タナカを3番手に、パクストンを4番手に下げられるくらいの存在が理想的だ」と主張。新たなエースを獲得することが、ワールドシリーズ進出への最善策であると力説している。

(Full-Count編集部)

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