マシソンは「巨人史上屈指の外国人投手」 母国のカナダメディアが称賛

カナダ代表としても活躍したスコット・マシソン【写真:Getty Images】
カナダ代表としても活躍したスコット・マシソン【写真:Getty Images】

巨人通算8年間で421試合に登板し、54セーブ、174ホールドを記録

 巨人のスコット・マシソン投手は、ソフトバンクに4連敗で敗退した23日の日本シリーズ第4戦終了後にNPB引退を表明した。カナダ野球専門メディア「カナディアンベースボール・ネットワーク」は「マシソンがプロ野球からの引退を発表する」とのタイトルで同投手を特集。「巨人史上屈指の外国人投手」とその働きを称えた。

 記事は「右腕のスコット・マシソンが水曜日(23日)にプロ野球からの引退を発表した。マシソンはちょうどセ・リーグのヨミウリ・ジャイアンツでの8年目のシーズンを終えたところだった。そして、彼は球団史上屈指の助っ人外国人投手としてだけでなく、日本球界史上最も成功したカナダ人投手として、ユニホームを脱ぐことになる」と伝えた。

 マシソンは2006年にフィリーズでメジャーデビュー。その後、負傷にも苦しみメジャーでは計3シーズンのプレーにとどまったものの、2011年オフに契約した巨人で飛躍を遂げた。8年間で421試合に登板、27勝29敗54セーブ174ホールド、防御率2.46。2013年と16年に最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。

 記事は「過去2シーズン、マシソンは膝の怪我に悩まされており、『手術を経験して以降“100%”の状態に戻る感覚は全くなかった』と記者に語った」と記している。

 ただ、まだ選手生活は終わらない。右腕は11月開催の「プレミア12」にカナダ代表で出場する。見据えるのは2020年東京五輪。35歳は右腕を振り続ける。

(Full-Count編集部)

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