侍J坂本、自身初三塁手に意欲「準備だけは」「松田さんに教えてもらう」

侍ジャパンの巨人・坂本勇人(左)、ソフトバンク・松田宣浩【写真:福谷佑介】
侍ジャパンの巨人・坂本勇人(左)、ソフトバンク・松田宣浩【写真:福谷佑介】

プロ入り後に一塁と二塁で出場した経験はあるものの、三塁は「1回もない」

 11月2日(日本時間3日)に開幕する「第2回 WBSC プレミア12」に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は28日、沖縄・那覇市内で2次合宿をスタートさせた。前日27日から日本シリーズに出場していたソフトバンクと巨人の選手たちもチームに合流。総勢28選手が揃い、野手はシートノックやフリー打撃、投手はキャッチボールやサインプレーの確認などで汗を流した。

 ウオーミングアップ、キャッチボールの後に行われた野手陣のシートノック。初めは本職の遊撃手に入っていた坂本勇人内野手(巨人)は途中から三塁の位置へ。松田宣浩内野手(ソフトバンク)にアドバイスを仰ぎながら、ノックを受けていった。

 2007年の巨人入団後、一塁手や二塁手での出場はあるものの、三塁手は高校時代から「1回もないですね」という。フリー打撃中も三塁のポジションに入って打球を受け「準備だけはしっかりやっておかないといけない。何が起こるか分からないので。松田さんに聞いて色々教えてもらいます」と語った。

 現在30歳の坂本は秋山翔吾外野手、會澤翼捕手とともに、今回の侍ジャパンの野手では松田に次ぐ年長者。「年齢的にも上のほう。そういうつもりで来ているし、野手をまとめていきながらやれればいいと思っています」とチームのまとめ役としての役割も自覚している。

「世界一を取りたいという思いは伝えている。勇人は分かってくれていると思う」と稲葉監督も全幅の信頼を寄せている坂本。チームを引っ張る柱として、遊撃であろうと、三塁であろうと、チームのために働く腹づもりでいる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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