侍ジャパン、サブマリン高橋礼は先発&中継ぎ双方で 建山コーチ「マルチに活躍」

侍ジャパンのソフトバンク・高橋礼【写真:福谷佑介】
侍ジャパンのソフトバンク・高橋礼【写真:福谷佑介】

世界的にも珍しいアンダースローに建山コーチも「ああいうタイプは貴重」

 11月2日(日本時間3日)に開幕する「第2回 WBSC プレミア12」に出場する野球日本代表「侍ジャパン」が28日、沖縄・那覇市内で2次合宿をスタートさせた。野手はシートノックやフリー打撃、投手はキャッチボールやサインプレーの確認などで練習し、10月31日と11月1日に予定されている「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019」カナダ戦に備えた。

 27日から日本シリーズに出場していたソフトバンクと巨人の選手たちがチームに合流。12選手はこの日から練習を行った。投手では巨人が大竹寛、山口俊、中川皓太、田口麗斗の4人、ソフトバンクが高橋礼、嘉弥真新也、甲斐野央の3人。野手は巨人が小林誠司、坂本勇人の2人、ソフトバンクが甲斐拓也、松田宣浩、周東佑京の3人だ。

 投手の中で鍵を握りそうな存在が、サブマリン右腕の高橋礼の起用法。今季ソフトバンクでは先発で12勝をマークした高橋礼だが、侍ジャパンには山口俊や岸孝之、今永昇太、山岡泰輔、大野雄大ら先発タイプが多い。そのため、世界的にも珍しいアンダースローの右腕は先発、中継ぎ問わず起用されることになりそうだ。

 2次合宿の初日を終えた建山義紀コーチは「ああいうタイプのピッチャーは貴重。負担はかけられないけど、マルチに活躍してもらう。(先発も)あります。ただ、ずっと先発というわけではないと思います」と語る。先発の中心を担うのは山口、岸、今永の3枚か。日本シリーズでも強烈なインパクトを残した高橋礼は先発、中継ぎとマルチな役割を任される。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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