DeNA今永がブルペン調整 “異例”の登板3日前に60球「納得いかない部分があったので」

ブルペン入りした侍ジャパンのDeNA・今永昇太【写真:Getty Images】
ブルペン入りした侍ジャパンのDeNA・今永昇太【写真:Getty Images】

前回登板はオリックス相手に3回2奪三振2安打無失点

 野球日本代表「侍ジャパン」は29日、沖縄・那覇市内で練習を行った。11月2日(日本時間3日)に開幕する「第2回 WBSC プレミア12」を前に31日、11月1日には「ENEOS 侍ジャパンシリーズ」カナダ戦が行われる。第2戦で先発予定のDeNA・今永昇太投手はこの日ブルペンで60球を投げて調整した。

「大会に向けて山を作り追い込むため」と多めの球数を投げた今永。通常は登板3日前にブルペンに入ることはないというが「実戦から期間がありますし、(宮崎での)オリックス戦で納得いかない部分があったので」と変化球を中心に確認を行った。

 この日の課題としたカーブとスライダーは「曲がりすぎる。マウンドから見ているといいように見えるけれど、バッターに振ってもらえない。意図的にストライクが取れればいいんですが、ズレがある」という。今大会ではNPBの公式球とは異なるSSK製の大会使用球を用いるが、変化量が大きくなる性質があるという。

 前回登板した26日のオリックスとの練習試合ではカットボールの変化量の違いを逆に武器としていたが、この日は「ファウルになったりして新しいボールが来ると、アジャストするのが少し難しい」と話した。

 投球を受けた會澤とは投球後に話し込み、「(打者の)2~3回り目からスライダーの精度を上げられたらいいね、と話をいただいた」という。

 前回登板は3回2奪三振2安打無失点、最速147キロの直球を武器としたが、世界の舞台でもそれは変わらない。「真っすぐで押していくが、抜き球の精度も上がればいい」と本大会に向けてレベルアップを目指す。

(Full-Count編集部)

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