ナショナルズ、初物尽くしの世界一! 球団史上初のV、史上初のビジター4勝の珍事

ナショナルズがアストロズを下し初のWS制覇【写真:Getty Images】
ナショナルズがアストロズを下し初のWS制覇【写真:Getty Images】

2点を追う7回にレンドンのソロ、ケンドリックの2ランで逆転に成功

■ナショナルズ 6-2 アストロズ(ワールドシリーズ・日本時間31日・ヒューストン)

 ナショナルズが30日(日本時間31日)、敵地ヒューストンのミニッツ・メイド・パークで行われたワールドシリーズ第7戦を6-2で勝利し、初の世界一に輝いた。同シリーズで4勝全てビジターで挙げる史上初の珍事で、ワイルドカードからの世界一は2014年ジャイアンツ以来、5年ぶり7度目となった。

 115回目となった世界一の舞台を決めるワールドシリーズ。3勝3敗のタイで迎えた最終戦だったが、ここまで両チームが全て敵地で勝利を挙げる珍事だった。そして運命の1戦でも“流れ”は変わらなかった。

 先取点を挙げたのはアストロズ。2回に元DeNAのグリエルが先制ソロを放つと、5回には2死一、二塁からコレアが左翼線タイムリーを放ち2点をリードする展開に。それでもナショナルズは打線が7回に爆発した。

 1死走者なしからレンドンがここまで1安打に封じられていたアストロズ・グリンキーから左翼席へソロホームランを放ち1点差に詰め寄ると、続くソトが四球を選びグリンキーが降板。2番手ハリスからケンドリックが右翼席へ2ランを放ち逆転に成功。

 8回には2死二塁からソトが右前タイムリーを放つと、9回には1死満塁からイートンが中前2点タイムリーを放ちリードを広げた。

 先発のシャーザーは5回7安打2失点の力投を見せ降板。その後は2番手コービンが3イニングを無失点に抑えるなどリリーフ陣がアストロズ打線に反撃を許さなかった。

 アストロズはグリンキーの後を受けたハリスが痛恨の逆転2ランを浴びるなど継投に失敗。2年ぶり2度目の世界一を逃した。

(Full-Count編集部)

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