【プレミア12】稲葉監督が警戒する2人の韓国人左腕とは? 1人はかつての“日本キラー”
スーパーラウンドでは16日に韓国と対戦する侍ジャパン「あの2人を…」
現在開催中の「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)でスーパーラウンド進出を決めた野球日本代表「侍ジャパン」。台湾で行われたオープニングラウンドB組ではベネズエラ、プエルトリコ、チャイニーズ・タイペイに3連勝し、グループ首位で突破を決めた。11日からは千葉と東京でスーパーラウンドが始まる。
B組首位だった侍ジャパンはまず11日にC組2位のオーストラリアと対戦。12日にA組2位のアメリカ、13日にA組1位のメキシコと戦い、2日空いて16日に宿敵の韓国と対峙することが決まった。スーパーラウンドの上位2チームに入れば、17日に行われる決勝に駒を進めることになる。
世界一にむけてスーパーラウンドは難敵ばかりとなるが、その中でも世界一に向けて最大の敵となりそうなのが前回大会王者の韓国だ。16日のスーパーラウンド第4戦、そして決勝でも対戦する可能性がある。2015年の第1回大会でも侍ジャパンは準決勝で韓国に敗れて、3位に終わっている。
8日に台湾・台中市で自主練習を行った侍ジャパンの稲葉篤紀監督は、その韓国の2人の左腕の名前を挙げて警戒心を露わにし「あの2人を打ち崩さないと世界一はないと思っている」とまで言った。
その2人というのが、韓国KIAタイガースのヤン・ヒョンジョン投手と韓国SKワイバーンズのキム・グァンヒョン投手だ。
ヤン・ヒョンジョンはプロ13年目を迎えた31歳。最速152キロを誇り、通算136勝をマークしている韓国球界を代表する左腕だ。今季は29試合に先発して16勝8敗、防御率2.29をマークし、最優秀防御率のタイトルを獲得している。
オープニングラウンド初戦のオーストラリア戦では“開幕投手”を託され、6回を投げて1安打無失点と好投。4回に内野安打を許しただけで、四球も無しと圧巻のピッチングだった。この試合、韓国はこの内野安打の走者1人だけしか許さず、打者28人に封じる完封勝利を収めている。