大谷所属のエ軍マドン新監督、分析重視の野球界に異論「皆が同じ野球をする」

「良い野球選手が必要だということを今年ナショナルズが証明した」

 1996年から2005年までエンゼルスでベンチコーチを務め、2002年には小技を多用して「スモール・ベースボール」とも呼ばれたソーシア元監督とともに世界一に導いた。「私が以前にエンゼルスに在籍したときは、シンプルにプレーしていた。今は誰もそのようなことを話さない」とし、「打球角度、打球速度、スピン、そうしたことばかりだ。それも良いことだよ。良い指標となる。だが、それが一番大切なことではない」と独自の見解を示している。

 今季はナショナルズが、2002年のエンゼルスと同じくワイルドカードから勝ち上がって世界一となった。マドン氏は「私は良い野球選手たちがワールドシリーズを制覇すると考えている。ナショナルズを見てみれば、彼らはただ本当に良い野球選手たちなんだ。分析も重要だが、良い野球選手が必要だということを今年ナショナルズが証明したと思う」と、指標ではドジャーズやアストロズに劣っていた伏兵の快進撃を称賛。最後には「私は本当にそのようなことをエンゼルスに取り戻したい」と来季への抱負を語った。

 マドン新監督が“独自色”でエンゼルスをポストシーズン進出に導くことができるのか、二刀流再開の大谷の起用法はどうなるのか、注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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