【プレミア12】15日は米国VS台湾、韓国VSメキシコの2試合 韓国勝利で日本の決勝進出が決定

侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:Getty Images】
侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:Getty Images】

日本を除くアジア・オセアニア大陸とアメリカ大陸から1チームずつが東京五輪出場権

 野球日本代表「侍ジャパン」も参加し、連日熱戦が繰り広げられている「第2回 WBSC プレミア12」のスーパーラウンドは15日、アメリカ-チャイニーズ・タイペイ、韓国-メキシコの2試合が東京ドームで行われる。現時点で6チームすべてに3位決定戦進出の可能性が残されているが、スーパーラウンドも残り4試合となり、結果次第では順位が確定する。また、今大会では、開催国枠の日本を除くアジア・オセアニア大陸から上位国1チーム、アメリカ大陸から上位国1チームが東京五輪の出場権を獲得する。

 15日の2試合の結果で決定する順位と東京五輪出場権を見ていく。勝敗が並んだ場合の順位決定方法は以下の通り。

1 該当チーム間の勝敗で決定
2 該当チーム間のTQB=(得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング)で決定
3 該当チーム間のER-TQB=(相手自責点による得点/攻撃イニング)-(自責点/守備イニング)で決定
4 該当チーム間の打率により決定
5 コイントス

○アメリカ、韓国が勝利の場合

 メキシコが3勝2敗となり、16日の日本対韓国のどちらかが敗れて3勝2敗となった場合でも直接対決でメキシコに勝っているため、日本と韓国の決勝進出が確定する。韓国はこの時点で東京五輪出場権を獲得する。同時にメキシコの3位決定戦進出とチャイニーズ・タイペイの5位以下も確定。オーストラリアは16日のチャイニーズ・タイペイ戦に勝利すれば3位決定戦進出、敗れればアメリカが進出する。

○アメリカ、メキシコが勝利の場合

 メキシコが4勝1敗となって決勝進出が確定し、東京五輪出場権も獲得する。16日の日本対韓国で勝った方が決勝進出となる。メキシコを除く全チームに3位決定戦進出の可能性が残り、16日のチャイニーズ・タイペイ-オーストラリアの結果次第では韓国が5位に転落する可能性もある。

○チャイニーズ・タイペイ、韓国が勝利の場合

 メキシコが3勝2敗となり、日本が最終戦で敗れた場合でも直接対決でメキシコに勝っているため、日本の決勝進出が確定する。チャイニーズ・タイペイは2勝2敗となり、決勝進出の可能性をわずかに残す。オーストラリアは、韓国またはチャイニーズタイペイを上回る可能性がなくなり、東京五輪出場権獲得が消滅。韓国とチャイニーズ・タイペイが東京五輪出場権を争う。アメリカは1勝4敗となり、オーストラリアに直接対決で敗れているため、仮にオーストラリアが1勝4敗と並んでも上回れず、この時点で最下位が確定する。

○チャイニーズ・タイペイ、メキシコが勝利の場合

 メキシコが4勝1敗となって決勝進出が確定し、東京五輪出場権も獲得する。日本は最終戦に勝てば決勝進出。敗れてもチャイニーズタイペイがオーストラリアに勝利した場合は、TQBで決勝の可能性を残す。アメリカは1勝4敗となり、この時点で最下位が確定する。

(Full-Count編集部)

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