FA柳賢振の移籍先はレ軍の韓国同胞が鍵? MLB公式「存在は利点となり得る」

ドジャースからFAとなっている柳賢振【写真:Getty Images】
ドジャースからFAとなっている柳賢振【写真:Getty Images】

今季29先発で14勝5敗、防御率2.32の成績、アジア出身者初の最優秀防御率

 ドジャースからFAとなっている柳賢振投手。今季、アジア出身者初の最優秀防御率を獲得した左腕を、レンジャーズが獲得に向けて働きかけていると報道されている。レンジャーズには同じ韓国出身に秋信守外野手が在籍し、MLB公式は「チュはリュをテキサスに誘い込むための助けになるだろうか?」と伝えている。

 柳賢振は今季29先発で、14勝5敗、防御率2.32の成績。アジア出身者初の最優秀防御率のタイトルを受賞し、サイ・ヤング賞投票でもアジア出身者初の1位票を1票獲得して2位に選ばれた。シーズン終了後にFAとなり、記事によるとレンジャーズの獲得候補として名前が挙がっているという。

 レンジャーズにはアジア出身者最多のメジャー213本塁打を記録している秋信守外野手が在籍。記事では「もしレンジャーズがリュの獲得を目指すのであれば、チュの存在はテキサスにとって利点となり得るものだ」とし、柳賢振も「同胞と共にプレーできることは“特別なこと”だと、リュは韓国の報道陣に向けて語っている」とされている。

 今季78勝84敗でア・リーグ西地区3位に終わり、3年連続の負け越しとなったレンジャーズ。記事によると、FA市場では活発に動くことが予想され、ローテーションも課題の1つであるという。一方でMLB公式のリチャード・ジャスティス記者が、柳賢振はパドレスにフィットするという見解を示すなど、他球団との争奪は必至だ。

「リュはテキサスにとって贅沢な3番手投手として加わることになり得る」

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