楽天石原、ヤクルト移籍の嶋に感謝も正捕手獲りへ決意 「そこに入れるように」

契約更改を行った楽天・石原彪【写真:高橋昌江】
契約更改を行った楽天・石原彪【写真:高橋昌江】

契約更改では20万円アップの520万円でサイン

 楽天の石原彪捕手は20日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、20万円アップの520万円でサインした(金額は推定)。

 高卒3年目の今季は昨季に続いて4試合の出場にとどまった。打撃でも7打数無安打に終わり、「若手の捕手が3人いる中で最初に上げていただきましたが、打つ方でもヒットが出なくて、悔しかった面が大きかった。チャンスをつかめなかったので悔しいシーズンでした」と唇をかんだ。それでも、球団からは「スローイングとブロッキング、キャッチングという捕手の基本を評価していただきました」といい、打撃を磨いて、来季の飛躍を誓う。

 長年、正捕手を務めてきた嶋基宏捕手がヤクルトに移籍することが決まった。石原は「お手本となる先輩で、いろんなことを教えていただき、悩んだ時も話を聞きました」と振り返る。投手への声がけや配球など、多くのことを学んだ。食事に連れて行ってもらった際も一言一言に耳を傾け、嶋の経験値を吸収しようとしてきた。「嶋さんの次が決まっていないので、僕もそこに入れるように頑張りたいなと思います」と、嶋からの教えを胸に4年目のシーズンに臨む。

(高橋昌江 / Masae Takahashi)

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