MLBで初の女性打撃コーチが誕生 2020年2月からヤ軍マイナーで指導スタート

「ドライブライン」のレイチェル・バルコヴェツさんがMLB史上初の女性打撃コーチに【写真:Getty Images】
「ドライブライン」のレイチェル・バルコヴェツさんがMLB史上初の女性打撃コーチに【写真:Getty Images】

アストロズ傘下2Aなどでコンディショニング・コーチを務めた経験も

 メジャーリーグで初の女性打撃コーチが誕生することになった。ヤンキースのマイナーリーグで来年2月からレイチェル・バルコヴェツさんが打撃コーチに就任することを米メディアが伝えている。

 米紙「ニューヨーク・タイムズ」は「ヤンキースがマイナーリーグの打撃コーチに女性を雇用」と、メジャーリーグで女性初の打撃コーチが誕生したことを伝えている。

 2020年2月からチームに加わるのはこれまで、アストロズ傘下2Aなどでコンディショニング・コーチを務めたレイチェル・バルコヴェツさん。記事では「11月8日に契約をし、メジャーリーグの球団に雇用されるフルタイムの打撃コーチとしては初めての女性だと言われている」と、打撃部門では初の女性コーチであることを伝えた。

 バルコヴェツさんは大学時代にソフトボール部に所属し捕手としてプレー。今年の8月からはトレバー・バウアー投手ら多くのメジャーリーガーも通う「ドライブライン・ベースボール」で働き、打者のアイトラッキングと投手の腰の動きに関する研究を行っていたという。

 球団幹部はバルコヴェツさんの能力を評価し、来季のコーチ陣に招聘。ヤンキースの打撃コーディネーターのディロン・ローソン氏も「なぜこのポジションにレイチェルを選んだのかを答えるのは簡単だよ。彼女は良い打撃コーチ、良いコーチなんだ」と語っている。

 女性初の打撃コーチとして期待がかかるバルコヴェツさんは「科学的な観点から向上するのを助け、選手の育成にもっと大きな影響を与えたかった。研究や分析を更に理解することが、球界でのキャリアにおいて強みになると思いました」と意気込みを口にしている。

(Full-Count編集部)

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