「オオタニがベストの状態になること」 エ軍6年ぶりPO進出へ、MLB公式が必須条件を指摘

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

MLB公式「手術から回復中の選手に期待すぎかもしれないが…」

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスが来季プレーオフに進出するには今季から何勝上積みすればいいのか。MLB公式サイトは「トラウトをプレーオフに戻す方法」とのタイトルで特集。今季3度目のMVPに輝いたマイク・トラウト外野手を擁しながら、トラウト加入以降ポストシーズンに1度しか出場できないことは「野球ファンに取って悲劇である」と指摘。「野球界のベストプレーヤーに最も重要な試合でプレーさせるにはエンゼルスはどうすればいいか」として、来季勝利数をどれだけ上積みできるか占っている。

 記事は「エンゼルスはすでに新監督としてジョー・マドンと契約したり、年俸総額を増やすと宣言したり、努力はしている」と指摘。しかし、「まだまだ先は長い」として。「2019年のエンゼルスは72勝90敗。ワイルドカード進出を考えてみる。95勝を目指そう」として、どのようにプラス23勝を目指すか考察している。

1 トラウトがシーズンを通して健康であること(プラス1勝)

2 ジャスティン・アップトン、アンドレルトン・シモンズが2019年よりよい活躍をする。(プラス4勝)

3 コール(アストロズからFA)を獲得する(プラス7勝)

4 ダラス・カイケル(ブレーブスからFA)を獲得する(プラス3勝)

5  オオタニ・ショウヘイがベストな状態になる (プラス4勝)
 
 記事は「2018年に怪我をしたあと、彼の将来について考えてみた。き我々は『オオタニは2018年には、たとえ健康な時でもフルタイムの投手でもフルタイムの打者でもなかったが、WAR(選手の貢献度を表す指標)は6ぐらいのペースだった』とした」と指摘。

 そして「2020年のパートタイムの投手と打者してのWARの予想は6である。それは、2019年に打者としてのみプレーした時よりもよい数字で、エリートレベル以上の数字だ。肘と膝の手術から回復中のプレーヤーに期待しすぎかもしれないが、我々は、そう望んでいる」と伝えている。

6 ジョー・アデルが次のフアン・ソト(ナショナルズ)になる(プラス3勝)

7 ウィルソン・コントレラス(カブス捕手)をトレードで獲得する(プラス2勝)

8 アルバート・プホルスのプレーを制限する(プラス1勝)

 記事によると、プホルスが毎日プレーしているのは契約上の理由で、成績が良いからではないとしている。

9 アストロズが地球に戻ってくる

 記事は「さまざまな問題のためアストロズが来季再び107勝するのは難しい。コールを彼らから取ってしまえばアストロズにとってはダメージはより大きいし、エンゼルスは、もっと有利になる」と指摘している。

 これらを足し合わせるとプラス25勝となる。ポストシーズン進出のためには大谷の完全復活が極めて重要な要素になる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY