ハム吉川は3500万円で更改 減額制限超の4000万円減も、球団からは感謝の言葉

契約更改を行った日本ハム・吉川光夫【写真:石川加奈子】
契約更改を行った日本ハム・吉川光夫【写真:石川加奈子】

8年ぶりの0勝に終わり復活目指す「また監督と一緒にチームで優勝したい」

 日本ハムの吉川光夫投手が29日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸7500万円から減額制限(1億円以下は25%)を超える4000万円減の年俸3500万円+出来高(金額は推定)でサインした。シーズン途中に巨人から復帰した今季は、8シーズンぶりの0勝に終わり、来季の復活を誓った。

 吉川は今季、巨人でシーズンをスタート。6月に鍵谷、藤岡との交換トレードで宇佐見とともに日本ハムに移籍し、3年ぶりの復帰を果たした。移籍後は先発3試合を含む4試合に登板したものの、白星は挙げられず。シーズン通算では2球団で計13試合登板、0勝4敗3ホールド、防御率7.94に終わった。

 この日、大幅減で契約を更改した吉川は「ダウンです」と明かしたが、球団からは感謝の言葉を伝えられたという。「まず戻ってきてもらってありがとうという話をもらって、その中で僕は戻させてもらったのに何もできなくて申し訳なかったですという思いを伝えました」。さらに、「最初中継ぎというスタートの中で、こっちに戻してもらってこっちで先発という中で、準備が足りなかったとはいえ、もう少し長いイニングを投げれたらよかったかなと思います」と今季の反省点をあげた。

 0勝に終わったことに悔しさはあるかを問われると「もちろんそれはあります」と話し、「ここでまた監督と一緒にチームで優勝したいです」と誓った。オフは「肩を休めずにいこうかなと思ってます」という左腕。復帰2年目のシーズンでの巻き返しを目指す。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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