巨人は大型補強も成果薄 DeNAと中日は外国人活躍…12球団助っ人診断セ編

阪神はジョンソンが大活躍も、積年の課題である打者は“大当たり”とはいかず…

○阪神
【投手】B
ジョンソン 58試合2勝3敗0S40H 防1.38
メッセンジャー 14試合3勝7敗0S0H 6QS 防4.67
ガルシア 21試合6勝8敗0S3H 4QS 防4.69
ドリス 56試合5勝4敗19S10H 防2.11
【野手】D
マルテ 105試合349打数99安12本49点 率.284
ソラーテ 20試合69打数13安4本9点 率.188
ナバーロ 15試合43打数9安0本2点 率.209

 終盤の連勝で3位に食い込み、逆転でクライマックスシリーズ進出を決めた阪神。特に活躍が目立ったのは、セットアッパーのジョンソン。58試合に登板して40ホールド、防御率は驚異の1.38をマークした。今季は日本人扱いだったメッセンジャーは3勝に終わり、今季で現役を引退。中日から移籍したガルシアも6勝に終わった。

 積年の課題となっている助っ人野手はマルテが打率.284、12本塁打をマークして、まずまずの成績を残した。だが、昨季からプレーするナバーロは2軍暮らしが続き、わずか15試合の出場。途中加入のソラーテも20試合出場に終わった。「モチベーションが上がらない」という不可解な理由で昇格見送りとなり、退団が決まった。

○広島
【投手】B
ジョンソン 27試合11勝8敗0S0H 16QS 防2.59
レグナルト 52試合6勝3敗0S15H 防3.34
ヘルウェグ 5試合1勝0敗0S1H 防0.00
ローレンス 1試合0勝1敗0S0H 防10.80
フランスア 67試合8勝6敗12S18H 防2.76
モンティージャ 2試合0勝2敗0S0H 0QS 防14.54
【打者】C
バティスタ 103試合372打数100安26本64点 率.269
メヒア 56試合162打数42安7本17点 率.259
サンタナ 13試合33打数6安0本5点 率.182

 3年連続のリーグ優勝からBクラスの4位に転落した広島。今季は6人の投手、3人の野手が1軍でプレーした。ジョンソンが27試合に先発して11勝、レグナルトが52試合登板、フランスアが67試合に登板と高い貢献度を見せた。

 野手でもバティスタが103試合で打率.269、26本塁打と活躍。だが、禁止薬物の使用により6か月の出場停止処分を課された。大事な終盤戦に不在となったことが痛かった。代役となるべきメヒアも56試合で7本塁打、打率.259とまずまずの成績を残したが、バティスタの穴を埋めるまではいかなかった。

中日は投打共に助っ人が活躍、ヤクルトはマクガフ&ハフが奮闘

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