西武戸川、130万円増の630万円でサイン 1軍デビューも課題明白「リアルに見えた1年」

契約更改に臨んだ西武・戸川大輔【写真:安藤かなみ】
契約更改に臨んだ西武・戸川大輔【写真:安藤かなみ】

来季から背番号は「71」から「65」に変更

 西武の戸川大輔外野手が2日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉を行い130万アップの年俸630万円でサインした。(金額は推定)来季からは背番号を「71」から「65」に変更することが球団から発表されており、「気持ちを新たに頑張りたい」と意気込んだ。

 プロ5年目の今季は4月上旬に1軍初昇格を果たし、出場した10試合のうち8試合でスタメンに名を連ねたが定位置獲得には至らず悔しいシーズンに。中堅手・秋山が海外FA権を行使してのメジャー挑戦を表明しており、球団からは「来年の外野は困った状況になる。貪欲にチャンスをつかんでほしい」と期待をかけられたという戸川。「いいところも悪いところもリアルに見えた1年だった」と初めて1軍を経験した今季を振り返った。

 5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)で初本塁打を記録するなど自慢の長打力をアピールした一方で、守備には不安を残した。「ファームでは守備を課題だと自覚していなかったけど、1軍ではああいうミスが出てしまう。自分はこんなに下手だったんだと自覚できました」と悔しさをバネに、来季の定位置奪取を誓っていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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